「まさに福田印のゆる～いコメディ。しょうもなさが命。 福田監督は原作付き、「枠」があった方がいい。」新解釈・幕末伝　ITOYAさんの映画レビュー（感想・評価）

福田作品は、週末、仕事帰りにビール片手に観るに限る。
幕末を舞台に、歴史の有名人たちを人気俳優たちが演じる、ゆる～いコメディ、コントの連続。
この絶妙可笑しさと、笑えない感じが、まさに福田印のコメディ映画。
監督作品では、「聖☆おにいさん」「アンダーニンジャ」と原作付きの映画は観てきましたが、本作は「新解釈・三国志」同様、原作のない福田監督によるオリジナル作品。
自分は、「アンダーニンジャ」は面白かった。
原作のポイントは押さえつつ、その部分的なコメディ要素と、間に挟まれるシチュエーションを、福田的にアレンジして拡張するバランスが面白く感じる。
軸となる話と色があってこそ、緩いギャグや演技が生きてくるのであって、全編福田色だと誰るだけだと思う。
特に本作では、エピソード、場面が少なくて物足りない印象が残りました。
軸となる話をもっと強化しないと、いつものノリが生きてこないと感じました。
佐藤二朗の物静かなせりふ回しの西郷が新鮮で良かった。
広瀬アリスも頑張ってましたが、まだ無理してる感じが出てるし、活躍できる場面が少ない。
「新解釈・三国志」に続き、福山雅治の主題歌が最高にカッコイイ！
福田監督の次回作は「SAKAMOTO DAYS」！アニメ「新劇場版☆ケロロ軍曹」！
と、今から不安になる人多数と思いますが、必ず見ます。