「寛容さが肝要!」新解釈・幕末伝 おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
寛容さが肝要!
■ 作品情報
約150年前の激動の幕末を舞台に、独自のユーモアで描く歴史エンターテインメント作品。監督・脚本は福田雄一。主要キャストはムロツヨシと佐藤二朗のダブル主演。共演は広瀬アリス、岩田剛典、矢本悠馬、松山ケンイチ、染谷将太、山下美月、賀来賢人、山田孝之など。
■ ストーリー
260年続いた江戸幕府が終焉を迎えようとする中、新しい日本の夜明けを夢見て奔走した坂本龍馬(ムロツヨシ)と西郷隆盛(佐藤二朗)らは、はたして真の英雄だったのか、時代の波に乗っただけなのか。 彼らの戦いと友情を通じ、これまでの幕末劇とは異なる、新たな視点での群像劇が展開される。
■ 感想
福田監督作品は、独特のクセがあり、好き嫌いがはっきりと分かれることで知られています。今回は、福田組に欠かせない名物俳優であるムロツヨシさんと佐藤二朗さんが主演とあって、期待値が爆上がりしていました。一方で、この期待を見事に裏切るであろうグダグダぶりも密かに期待しながら、公開初日に鑑賞してきました。
鑑賞前のレビュー評価は2.0というなかなかの「香ばしさ」を放っており、福田作品にはおもしろくてもつまらなくても期待どおりという、ある種の寛容さが肝要だと改めて感じます。しかし、実際に観てみると、意外にも真面目な部分があったことが驚きです。もちろん、その中で福田組らしいグダグダ感も健在で、まさに期待を裏切らない展開です。
特に印象的だったのは、ムロツヨシさんが縦横無尽に暴走する一方で、佐藤二朗さんが持ち前の芸風を封印し、抑制の効いた演技に徹していた点です。これは大正解だったと思います。もしお二人がそろって暴走していたら、正直、目も当てられなかったかもしれません。ただ、薩長同盟のシーンは少しばかりくどく感じましたし、「新解釈」というには内容がお粗末で、そこまでの深みはなかったというのが正直な感想です。
全体を通しては、思ったほどダメダメではなく、むしろ「まあ楽しめた」といった印象です。福田監督作品の醍醐味は、この予測不能なくだらなさの中にこそ見出すものではないかと改めて感じます。
佐藤二朗さんの抑えた演技が普通に良かったです。
おっしゃる通りと思います。
やはり新解釈の軸のネタが弱かったです。
福田監督は「日本一の幕末男」「幕末だよ!全員集合!」がやりたかったのだと思いますが、ネタと時間、予算が足らなかったですね。
Gm09さん、共感&コメントありがとうございます。本作のレビューを上げておられないようなので、こちらに返信いたします。
まずは、拙いレビューにお褒めの言葉をいただき恐縮です。
毎度毎度、低評価と辛辣レビューがあふれかえる福田監督作品ですが、ファンにとってはそれさえご褒美です。なぜならそれだけみなさんが鑑賞してくれたということですから。
福田監督にはこれからもこの路線を貫き続けてほしいものです。
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