「エド、ロレイン・ウォーレン夫妻に対して、敬意を捧げるべく作られた作品」死霊館 最後の儀式 sallyさんの映画レビュー(感想・評価)
エド、ロレイン・ウォーレン夫妻に対して、敬意を捧げるべく作られた作品
心霊研究家のエド、ロレイン・ウォーレン夫妻の活動を最後を描いた内容の作品。
「死霊館 エンフィールド事件」が良く出来ていたので、本作は、ある意味、夫婦の体験での再現作品であり、ホラー作品である見方をした場合、少し物足りなさを感じます。
本作品は、エド、ロレイン・ウォーレン夫妻の活動の本当に最後をお話したので、夫婦の私生活的なものの話の方が比重が高く、「死霊館」としてのテーマの悪魔の対決する部分、対決前のエピソードや、体験、対決が、ある意味、あっさりとして終わっていて、ホラー作品として見た場合、なんか物足りなさがありますね。
娘が、しきりに「アナベル」の妄想?と言うか、その様な体験をどうしてしてくるのかもなんとなくよく分からない・・・・
本作品のシリーズを締めるべく、エド、ロレイン・ウォーレン夫妻に対して、敬意を捧げるべく作られた作品なんだろうな・・・
日本でもかって日本テレビが、「あなたの知らない世界」と題してお昼の1時間に毎週、視聴者の体験を募集してドラマとして再現していたけど、なかなかレベルの高い作品が多かったのだから、日本も負けじと作ればいいのにな・・・
エド、ロレイン・ウォーレン夫妻の体験って、ある意味、1000件以上あるのだから、これでおしまいではなく、もう少し描いてもよさそうなものだと思いますが・・・・
しかし、もう少し、キリスト教の事情や、エド、ロレイン・ウォーレン夫妻との関係など、お話にしていい部分はもっとありそうな感じですが・・・・・
しかし、よく分からないのが、こうして悪魔が、ある意味、悪さをして表に出てくるのだから、神様はどうして、表に現れないんだ・・・神様と仕立て映画は何作品かありますが、悪魔と対決したお話って聞いた事がないので、この辺、私は疑問に思えるね・・・ま、悪魔と言うより、生きていた人の因縁や恨みなどが、引き起こす現象を悪魔と言うのかもしれないね。
