「家族の絆」死霊館 最後の儀式 赤ヒゲさんの映画レビュー(感想・評価)
家族の絆
「死霊館」シリーズは未見ですが、それでも十分に面白かった、というかとても怖かったです(汗;)。そもそもこのタイトルのB級映画っぽさが、陳腐なホラー映画なのかなと思ってた理由ですが、とても重厚で見応えのある作品でした。ロレイン・ウォーレン役のヴェラ・ファーミガは、「エスター」(09)での我が子を思う賢母ぶりが強く印象に残ってますが、今作でも彼女の愛情に満ちた眼差しが作品の格調を高めていて、夫エド・ウォーレン役のパトリック・ウィルソンとも息の合った演技で、まるで本当の夫婦のようでした。前半は怖いシーンも意外なほど少なく、一人娘ジュディ(ミア・トムリンソン)との親子関係やウォーレン夫妻のお仕事(心霊研究家)などが丁寧に描かれていて、そのお陰で本シリーズ初心者でも理解しやすかったのかなと思います。「最後の儀式」とは何か?誰もが頭の片隅で感じている疑問符が、観客の恐怖レベルが最大限に達するクライマックスにわかる展開はなかなか見応えがありました。母から娘へのメッセージ、父から息子へのバトンにじ~んとしました(涙)。それはそうと、夜、鏡を見るのがちょっと怖くなりました…(汗;)。
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