「キレイだが、意外と呆気ない終わり方」死霊館 最後の儀式 トビーさんの映画レビュー(感想・評価)
キレイだが、意外と呆気ない終わり方
「死霊館」「死霊館 エンフィールド事件」以降、サスペンス要素が強くなっていた死霊館シリーズをふたたび王道的ホラーへと回帰させ、長きにわたるウォーレン夫妻の物語に一つの区切りをつける作品です。
ホラー演出についてはお馴染みのジャンプスケアを含めて古典的で洗練された恐怖表現が光ります。ただし、過去の作品で確立された定型的なパターンをある程度踏襲しているため、熱心なファンにとっては展開にやや既視感を覚える場面もあるかもしれません。しかし、それはシリーズの集大成としての一種の安心感とも言えます。
また、最終章でありながらも物語のスケールは意外にも控えめです。これまでの作品で描かれてきた強大な悪魔との対決と比較すると内輪、内面的な領域に焦点を当てていて、派手な大団円を期待したファンにとっては、少々肩透かしかもしれません。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
