君の顔では泣けないのレビュー・感想・評価
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15年間違う人物となって生きた先に見えたものとは
入れ替わりものはエンタメではよくある話ではあるけれど、15年も戻らずお互いの外見で生活をし続けるという内容が新鮮だったので鑑賞。
個人的に入れ替わりモノで楽しみにしているのが、役者陣が入れ替わる前と後でどう演技の差をだして、別人になり切れるか、だと思っている。
けれど今作は、最初から入れ替わった状態からのスタートだったので、そこが見れなかったのが残念だった。(おそらく原作がそうなのだろう)
入れ替わる前がわからないので、元から男まさりな女性と物腰柔らかな男性に見えてしまい、最近はそういう男女も珍しくないのも相まって、なかなか入れ替わった感が感じられず。寄り添って見ることができなかった。
過去のシーンと現在のシーンが短いスパンで切り替わるのも、個人的には忙しくて少しごちゃっと見えてしまい、ここは好みが分かれそう。
自分のアイデンティティは外見や性別あってのものなのか、それを奪われた時“自分”はどうなるのか。想像するだけで絶望するし、日常なんて普通に送れるものなのか?
性同一性障害と近い感覚になるのかな?とも思ったけれど、この場合は生まれた時からの違和感というわけではないから違うのか?と、なかなか解釈が難しかった。
坂下の弟役で「愚か者の身分」の林裕太くんが出ていた。それほど長くはないシーンだけれど、印象的なシーンになっていて、ますます今後が楽しみな俳優さんだ。
最後は観た人に委ねる感じで終わったのは良かった。
冒頭5分で心を鷲掴みされる面白さ!最後まで持続する切なさ!年末に本作に出逢った嬉しさ!
相変わらずどんな作品であるかも調べないで観たものだから、冒頭5分の喫茶店シーンで本作の物語設定に触れて心を鷲掴み。こりゃめっちゃ面白そうだと前のめりになった次第。
まさか男女“入れ替わり“が、高校生時代で発生して15年の歳月が流れてしまうなんて設定、どう考えても面白すぎでしょう。喫茶店の会話シーンでの、芳根京子が「ボク」と言い出し、高橋海斗が「ワタシ」と言い出した瞬間の違和感(まー私は粗筋を見ていないので)からの、設定がわかった瞬間のカタルシスはえも言われぬ楽しさでした。
そこから15年の歳月に渡っての、入れ替わったままの彼・彼女の人生を、あえて時系列をシャフルしながら描かれていきますが、そこには普遍的で誰もが経験する人生の喜怒哀楽が、特殊な“入れ替わり“の要素が加わることで、より際立って浮かび上がっていき、観るモノの心に深く訴えていきます。
捻りの効いた設定だけど出落ち感もなく、丁寧で素晴らしい脚本な上、主演ふたりの素晴らしい演技で、最後の最後まで前のめりのママ、堪能できました! まだ未見の人はぜひ観てほしい作品です。
大切なのは家族とか生活
心に届いた作品
何かと惜しい映画
私には難しかったです‥
前原滉と林裕太
これまたレビューが出揃った2週目での鑑賞。
まあまあの佳作。
製作陣の 絶対に「令和版・転校生」にはしない
〜という並々ならぬ意図が感じられた
特に音響が印象的で、無駄なBGMは押さえて 生活音にフォーカスしてたのは好感
主役の2人はどうなんだろう?
芳根京子は想像通り。
髙橋海人の芝居は初めて見た。
ああ 残った2人のうちの、目黒蓮じゃない方か。
通りで 上手いけど独特にギクシャクした芝居。
テレビだと気にならないのかも知れないが…
先日見た「ブルーボーイ」の弁護士役にも通じる。
10代を演じた2人の方が魅力的に感じた。
実はこの作品 前原滉目当てだったけど
もう あれね!
あの手のキャラを演じさせたら前原滉なのね。
あと、知らなかったけど 「愚か者の身分」の
マモルが出てきて、ビックリ。
この人も 似たようなキャラだったけど
ちょっと琴線にピキッと引っ掛かる良い演技をしてくる。
うーむ。
前原滉&林裕太、今後も追って見ていこう
★今回、改めて気がついたのだがアイドルにカテゴライズされる
役者が主演の場合、オタクによる(他の作品レビューが極端に少なく、ほぼ封切り初週に投稿)
投票操作がエグい!
騙されないようにしなければ
正解のない世界
タイムリープやタイムスリップほどではないにしろ、そこそこ描かれてきた“男女入れ替わりもの”。今作は15年入れ替わったまま戻らないというちょっと変わった設定。
話は2人のやり取り、関係性を中心にかなり絞って展開します。当然ありそうなところもバッサリ切るか最小限に抑えられています。入れ替わり前の描写は無し、通常なら目玉になりそうな入れ替わりの経緯、入れ替わり直後の混乱もごくわずかに触れるだけ。2人以外の登場人物もエピソードでしっかり絡んでくるそれぞれの両親と兄弟ひとり、友人ひとりだけ。彼らでさえ登場シーンは限られるし、それ以外はモブキャラはほぼそれに近い(のちの家族ですら)。上映時間に限りはあるし、15年を描く以上、内容を極限まで絞るのは正解だったと思う。必要な情報は盛り込まれていたと思うし。
所詮、だれも経験したことのない世界でどこにも正解は無い。2人の15年の生き方に違和感がまったく無かったわけでもない。それでも前例無き正解なき世界でもがく2人の姿にちょっと涙が出そうでした。
芳根京子さん、最高です。どうも“頑張っています!”“元気です!”みたいな役柄がい多いイメージだが、もっといろいろな役を見てみたい女優さんです。
高橋海人さん、もうちょっとかな、後半の独り言状態の心情吐露はよかったけれどね。
芝居合戦ってくらいメイン4人のお芝居がすごい
開始早々、しっかりした体つきのはずの髙橋海人くんの背中がとっても華奢に見えたのは錯覚?そこからすでに中身が女性というのが感じられたことにビックリ!
逆に芳根京子ちゃんはとても凛々しくて。わざとらしい動きではなく、細かい目線の動かし方や指先の使い方などが男性らしくて普段他の作品での雰囲気と全く異なりこちらもビックリ。
若い時を演じた2人も同様にしっかりと演じられていて、年代が変わっても本当に違和感なく受け入れられた。
そして若い頃の2人と芳根ちゃん&海人くんの笑い方、頷き方、歩き方などが本当にいちいちリンクしてて一体どうやって合わせたのだろうかと素人ながら気になる〜
自分がもしこうなったら…とは中々考え難いけど、相手のことを思いやる気持ちや、今この瞬間を大切に生きる必要性などちょっと考えてしまう。
作品的には最後のシーンの2人の表情から、一生お互いを大切に想いながら、それぞれの幸せな人生を歩むのであろう、と受け取った。
自分の人生を大切に生きたい、と思わせてくれた映画
ラストシーン、よく観ると・・・
不思議な余韻
君の顔では泣けない
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