「波乱がない」君の顔では泣けない 肩幅さんの映画レビュー(感想・評価)
波乱がない
この作品だと入れ替わりの時に発生する重要問題は、本人達の気持ち・心持ち、異性との交流の仕方、あとは家庭環境くらいです。
なので男の生きづらさも女の生きづらさもあるだろうに、それがそれが全て排除されていたので、この作品の根底にある「男女が入れ替わった場合の現実的な悲劇」が描ききれていないように思いました。
ただ、それがなかった故にあまり苦しさがなく見れました。
ヘビーさを追求し過ぎると陰鬱になるので、あえて軽くしたというなら良いと思いますが、ほんの少しだけでもそういったどうにもならない現実が垣間見えるカットがあると、より深みのある作品になったのではないかと思います。
役者陣はハマり役ですね。
髙橋海人さんに遊び人のイメージがないので、そこは少し面白かったです。
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