「どっちだ!」君の顔では泣けない 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)
どっちだ!
元に戻らない入れかわりもの、ってなんて斬新。さぞ面白いだろう、どうやって終わるんだろうと思って観ていたらそういうことか。
入れかわりものって、「転校生」みたいに(古くてゴメンなさい。でも傑作)ドタバタがあって笑ってそして戻った時には相手の体や気持ちを大事に思うようになってる、主人公たちが少し成長するひと夏のものがたりみたいなのが定番だけど、この映画は戻らないから笑えない。
ただただせつない。
主人公ふたりの心情を丁寧に(丁寧すぎるほど)行ったり来たりしながら描いているが、主役のふたり、芳根京子と高橋海人の魅力で退屈はしない。
芳根京子ってこんなにいい女優さんだったんだ。
高橋海人は何してもオードリーの若林に見えてしまうけど、今回は高橋海人にしか見えなかった。
中学生のふたりも含めてこれからもっと活躍するだろうな。してほしい。
マモルも出てましたね。
入れかわったのが、坂平と水村でよかった。
喫茶店のふせえりと前野朋哉が最後に自分たちも昔に入れかわってたんだ、ってなったら嫌だなと思ってたらならなかったからよかったけど、だったらあのふせえりいらないな。
エンディングに主題歌がなかったのもよかった。
で、どっちだ!
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