「どちらの15年が重いのか」君の顔では泣けない なゆさんの映画レビュー(感想・評価)
どちらの15年が重いのか
クリックして本文を読む
いろいろな口コミを見て、今回初めて鑑賞。とても良質な作品だった。時系列が跳ぶので混乱するのかと思っていたが、かえってその切り替えがよく、世界観により没入できた。全てを内包しつつも、静かに物語が紡がれていて、時にシリアスな描写も胸にストンと落ちた感じがした。
芳根京子さんと髙橋海人さんの演技が秀逸。
特に、陸の家での芳根さんの衝動からなる激しくも抑揚を抑えようとする皮肉の効いた台詞回しと、髙橋さんのオフィスでの熱を持ちつつもフラットに語られる、まなみの孤独や葛藤を吐露する独白シーンが胸にグッと迫るものがあり、素晴らしかった。
高校生時代を演じたお二人も、どの姿も陸とまなみであり、将来がとても楽しみになった。
良い作品に出会えて感謝。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。
