「【今作は15歳の夏に身体が入れ替わった男女の、その後15年の毀誉褒貶を時系列を行き来しつつ描いた作品であり、『転校生』令和バージョンでもある。ラストの解釈は観る側に委ねられるが、私は<以下、自粛>】」君の顔では泣けない NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【今作は15歳の夏に身体が入れ替わった男女の、その後15年の毀誉褒貶を時系列を行き来しつつ描いた作品であり、『転校生』令和バージョンでもある。ラストの解釈は観る側に委ねられるが、私は<以下、自粛>】
■高校1年生の坂平陸(入れ替わり後&成人:芳根京子)は、水泳の授業でプールサイドにいた時に、隣にいた水村まなみ(入れ替わり後&成人:高橋陸)と一緒にプールに落ちる。
そして、二人の身体は入れ替わっていた。二人は互いを演じ抜くために、ノートを交換し合い、家族や友人、部活などの情報交換をするのであった。
◆感想<Caution!内容に触れています。&凄くレビューが書きずらいぞ!>
・冒頭、30と言う数字がテロップで出た後に、坂平と水村が喫茶店「異邦人」の窓際の席に慣れた感じで相対して座り、会話を交わす。店内には店長と思しき女性(ふせえり)が働いているのみである。
・その後、入れ替わり直後の高校生の二人が、同じ喫茶店の窓際の席に座り、困惑しつつ対応策を考えていく姿が、ノスタルジック感も有り良い。そして、二人は新しい家族の下に帰って行くのである。
・坂平陸の家は、アパートで母(片岡礼子)と父(山中崇)と弟がいるが、母は何処か素っ気ない。父は訪ねてきた水村に声を掛けるが、”察してね。”と言いもう来ないでくれと言うのである。
・一方、水村まなみの家は真新しい一軒家で、父(赤堀雅秋:最近、良く見る)も母(大塚寧々)も嬉しそうに、訪ねてきた坂平陸に食事を出すのである。対照的な二家族だが、その違いがその後、発展して行かない。但し、坂平の父は亡くなるのだが、葬儀に来た坂平(水村まなみ)は、父の顔を忘れていた事に驚くのである。年月とはそういうモノなのであろうか・・。
■可笑しかったのは、坂平と水村が二人だけで会う時には、夫々”アタシ””俺”と言う所である。特に、個人的に芳根京子さんが、”俺”と言うのが新鮮である。
あとは、水村の髪型が映る度に変わる点かな。ヘアメイクさん、大変だったろうな、と勝手に思う。
・水村は自分を想っていた高校の同級生と、同窓会の後に初めて寝るが、その感想を坂平に聞かれた時に、”違和感が凄かった。”と言う台詞も笑える。分かんないよなあ、男には。そんな坂平が速攻で童貞喪失をしているのも、可笑しい。女性の方が積極的って事かな、クスクス。彼は成人して就職後もセフレ(石川瑠華)が居るしなあ。
・水村はその後、ある男(前原滉)と結婚し、妊娠し、娘も出来るのである。一方、坂平は独身貴族生活を送っているのである。
・だが、二人は昔に決めた7月の第三週の土曜日に毎年会い続けるのである。そして、到頭二人は入れ替わったプールに行き、同時に飛び込むのである。
シーンは、その後のいつもの喫茶店で相対して座る二人が映されるのである。
さあ、二人は元に戻ったのであろうか!
これは観た人の判断なので、私の推測は書かない。だが、坂平のそれまでの服装と比べると・・<以下、自粛>
<今作は15歳の夏に身体が入れ替わった男女の、その後15年の毀誉褒貶を時系列を行き来しつつ描いた作品であり『転校生』令和バージョンでもある。>
共感ありがとうございます!
結局原作ではどうなったのかが気になって気になって、追っかけで読んでる原作本が溜まりに溜まってます。映画は2時間で鑑賞できますが、本は全力で読んでも2~3日はかかるので、年末年始がどうなるか不安でたまりません。
共感ありがとうございます。
高橋くんが終盤近く迄イライラ演技が続いたので、ちょっときつそうに見えました。周囲にイライラしてる?とか言わせる演出もあったんじゃ?
夫と子にとっての、自分じゃなくなったら可哀想と思います。
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