「シュレディンガーの箱」アフター・ザ・クエイク uzさんの映画レビュー(感想・評価)
シュレディンガーの箱
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数日前までドラマの存在すら知らなかったが、これだけ役者が揃うと観るよね。
2章目まではタイトル通り震災が影響してたと思うけど、あれ、3章目で大分離れた?
それでも喪失を共通項とした人間ドラマとして面白く見てた。
しかし、4章目でファンタジー増し増しになった上になんかバラけた印象。
いや、それまでも不思議要素みたいなのはあったんだけど、なんか最後だけ毛色が違うというか。
本来それまでの話を総括するポジションのはずが、変な方向に広げちゃったような。
奇妙な生物に導かれ、地下に潜む巨大なミミズと戦って地震を止める…
あれ、これ『すずめの戸締まり』じゃん。笑
しかも東京の地震は止めたけど神戸の地震は起きてたワケで。
というか、あの流れで熊本の震災には触れないのか。
のんの声もあってかえるくんのキャラクター自体はユニークだったけどさ。
スッキリどころかモヤモヤばかり増した。
芝居は全員言うことなく素晴らしかった。
未名にほぼ台詞がなかったり、順子がが三宅の前でだけ笑顔を見せたり…想像を刺激する部分も。
でもやはり3章までがすべて半端に終わっている印象は拭えない。
最後に彼らのその後を少しでも映してくれたらまた違ったような気もするけど…
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