コンスタンティン : インタビュー
キアヌ・リーブスが「マトリックス」シリーズの次に選んだのは、現実世界と地獄を行き来するエージェントの活躍を描いたVFXアクション「コンスタンティン」。日本でも公開され、大ヒット中だ。ヒロインを演じるのは、「ハムナプトラ」シリーズの成功で一躍スターダムに踊り出たレイチェル・ワイズ。英ケンブリッジ大学卒の才媛でありながら、どこか親しみやすいイメージも手伝って、これまでにも幅広い役柄を演じている。キアヌ・リーブスとは過去に「チェーン・リアクション」でも共演している彼女に、本作について聞いた。(聞き手:編集部)
レイチェル・ワイズ インタビュー
「人間は天使と悪魔の、どちらの面も持っていると思う」
――「コンスタンティン」のような超大作からヒューマン・ドラマまで、非常に多彩な映画に出演していますね。
「私が作品を選ぶ際のポイントは、色々な面を持ったキャラクターを演じてみたいということね。『コンスタンティン』に出演を決めたのも、アンジェラとイザベルという双子の役で、霊能力があったり、過去に秘密があるなど複雑な要素を持っていたからよ」
――アンジェラとイザベルでは随分雰囲気が違うと感じたのですが、演じ分けについてどのように工夫しましたか。
「アンジェラの役作りのために、ロス市警の女性警官にコンサルティングをしてもらったの。イザベルの役作りには、本物の霊媒師に会って話を聞いたりして研究したわ」
――撮影中でいちばん大変だったエピソードを教えてください。
「コンスタンティンの浴室で、アンジェラが水に沈められるシーンがいちばん大変だったわ。水の中にあんなに長時間浸かっているのはとても怖かった。キアヌとは事前に打ち合わせもしたんだけれど、彼にすごく信頼をおいていたからこそ、できたんだと思うわ」
――あなた自身に霊感はあると思いますか? また、あなたは天使と悪魔、どちら側の人間だと思いますか。
「とんでもない! そんな力はまったくないわ。それから天使と悪魔ということだけれど、普通、人間は両方どちらの面も持っていると思う。ほとんどの人の場合、自分の中で、その2つが常に戦っているんじゃないかしら」
――ジョン・コンスタンティンの魅力は? また、あなたの理想のタイプの男性は?
「コンスタンティンはたくさんの問題を抱えていて、いつもとても機嫌が悪いの(笑)。でも、他人のために自分を犠牲にすることができる人でもあるわ。私の理想のタイプは……そうね……今のボーイフレンドかしら(笑)」
――今回が初来日とのことですが、(記者会見の時に語っていた)築地以外にどこか行きましたか。また、今後行ってみたいところはありますか。
「原宿に行ったわ。とても素敵なビンテージの服を扱っているお店があったの! 名前は忘れちゃったんだけど(笑)。それから、今回は時間が無いけれど、次の機会には京都にぜひ行ってみたいわ」