「Red out」ヘルボーイ ザ・クルキッドマン ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
Red out
デヴィッド・ハーバーが主演の「ヘルボーイ」だけは鑑賞済み。
それ以前の「ヘルボーイ」や原作には触れていないのであまり細かな比較はできないのですが、今作は立ち位置的には独立した1本なのかなとは思いながら鑑賞。
封切り初週にも関わらず貸切でした。やべ〜。
いや〜…原作に近い実写化だとしてもこれは盛り上がらないし、そりゃ日本も宣伝しないわなとなりました。
冒頭は個人的には面白く、ここがピークだったらご勘弁だなーと思いましたがここがピークでした。
めっちゃでっかい蜘蛛が襲ってきて列車の中でドッタンバッタン、傾斜面をゴロゴロ〜パンチでドッカーン!みたいな景気の良いパワープレイが観れたのでかろうじて良かったですが、ここからは下り坂一直線です。
クルキッドマンが関わりだしてからのストーリーは暗い森や家の中でのやり取りが多くて観づらい上に、ホラーともオカルトとも取れない微妙な展開ばかりでちょっとウトウトしてしまいました。
前作のやり過ぎなくらいのゴア描写が結構好きだったので、新作でもかなり期待していたんですが、ゴアは全然強くなく、爽快感も破壊力も全く感じられない映像の連続なので、この作品に求めていたものが一つもない…とただただ呆然と見るしかなかったです。
CGのショボさは序盤は笑えたんですが、後半はシリアス調になるのにショボCGが襲ってくるのでめっちゃミスマッチしていました。
オチの付け方もまぁ安牌…というかササっと締め括ったなぁという感じですっきりは全くしなかったです。
あとジャンプスケアがクソうるさいです。
ホラーならまだしもダークヒーロー、オカルト調の作品に音でビビらせる要素は果たしているのか?となりましたし、音響の問題では済まされないくらいドカーンバゴーンで驚かせてくるので、毎度肩をビクッとさせていたので貸切で良かったです。
久々に映画館を貸し切った、というのが今作の良かったところだなと思いました。残念。
鑑賞日 7/6
鑑賞時間 15:50〜17:35