BULLET/BULLET 弾丸決戦編のレビュー・感想・評価
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前編観なくちゃわからないが・・・観ても・・・
なんか刺さらない
2025年劇場鑑賞222本目。
エンドロール後映像無し。ありか?まぁエンドロール中も話は続いているので席立つ人はいないと思います。
前編でなんかに巻き込まれて、なんとなく上層階級と戦うっぽい感じになって終わりましたが、今回より動機がはっきりして、主人公たちが頑張る展開に。でもなんかこのギアって主人公に感情移入しづらいんですよね。年齢が15歳というだけあって、まぁリアルな15歳ならこんなもんかもしれませんが、なんか言動が浅い。それに付き合うシロクマも主義とかじゃなくてほんとついてくるだけだし、ロボットも主人か友達か分かんない関係のギアが心配でついてくる感じだし、ギアよりはっきり動機がある女の子は別行動多くて出番少ないしで主人公だよりなのですが、やたらわめいたり泣いたり落ち込んだりでめんどくさい・・・。殺し屋連合も前編で長く絡んだ人たちも一瞬しか絡まなかった人たちも段々同じような扱いになっていくので、そちらにも感情移入できません。なんか変な絵柄に時々なってなおさら。そもそも冒頭のガッチャダンスを踊るシーンがなんかすごく寒かったです。周りの人たちの冷ややかな反応を正直に描いちゃったからかな。まぁ彼らからしたらそうなのかもしれませんが、だったら誰もいない所でやった方が良かったかな、演出的に。挙げ句に警備いるところで大声でテロ行為やるぞって叫んじゃうし・・・。
なぜかワクワクしないんだよね〜
■ 作品情報
ディズニープラス配信の全12話を前後編にわけて劇場公開する劇場版の後編。監督 朴性厚。主要キャストは井上麻里奈、山路和弘、釘宮理恵、花澤香菜、折笠愛、関智一、瀬戸麻沙美、古川慎ら声優陣。シリーズ構成・脚本 金田一士。アニメーション制作 E&H production、配給 ギャガ。
■ ストーリー
文明が崩壊した近未来の荒野を舞台に、少年ギアが旧時代の遺物を活用しながら盗み屋を営む。前作からの続きとなる本作では、ギアがうっかり盗んでしまった世界の「秘密」を巡る物語が展開される。彼の過去や、首都が隠し持つ真の目的、そして登場人物たちのさまじまな因縁が次々と明らかになり、世界を変えるための壮絶な戦いが描かれる。
■ 感想
前作がそれほどおもしろかったわけではないですが、乗りかかった船ということで、続きも気になったので公開初日に鑑賞。まるで「昨日の続き」と言わんばかりの始まり方なので、前作鑑賞か事前情報は必須だと感じます。後席の中年夫婦は、初見で意味がわからなかったのか、開幕と同時に小声で話し始め、その後も何度もボソボソとやり取りしていて本当に気が散りました。
物語は、前編で抱えていた首都の秘密や真の目的、そして登場人物たちの過去が次々と明かされていき、なかなか興味深い展開です。また、カーチェイスを中心としたアクションシーンは、前作同様の目まぐるしいカメラワークが生み出すスピード感と躍動感に目を見張るものがあります。アニメーションならではの表現が存分に生かされており、映像的な迫力は見応え十分です。
それなのに、なぜか心からワクワクできない、どこかノリきれない気持ちが残ってしまうのはなぜでしょう。最大の要因は、やはり主人公ギアへの感情移入の難しさにあるように感じます。彼が外の世界に憧れる気持ちは理解できるのですが、その渇望感がどうも共感を呼びにくいのです。また、登場キャラクターが無駄に多いと感じることも、物語の視点を散漫にさせ、感情の焦点を絞りにくくしているのかもしれません。
一方で、敵役であるバレルはわりと魅力的なキャラクターとして描かれていますが、その素性が予想の範囲内にとどまり、意外性に欠けるのは少し残念です。首都の真の目的も、どこかで見たような既視感のある設定で、これも今ひとつインパクトに欠けます。それを知っても民衆がすぐには立ち上がらない現実的な描写はよかったものの、その後の翻意には少々説得力不足を感じます。
総じて、物語の立て付けもアクションシーンも、決して悪くないです。しかし、個人的な好みに合わず、キャラへの共感度が上がらないため、完全には没入できませんでした。もともとは配信で全12話ある作品なので、そちらで観ればまた違った印象になるかもしれませんが、劇場作品としては特に心に響くものがなかったかなという印象です。
面白いんだけど劇場でやる意味があまりない気がする
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