配信開始日 2025年6月5日

「自閉症の天才頭脳スナイパー」ザ・コンサルタント2 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 自閉症の天才頭脳スナイパー

2025年7月13日
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鑑賞方法:VOD

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ジャスティスリーグの『バットマン』を演じた、ベン・アフレック主演で、2017年に公開された前作に続く第2弾。アメリカでは劇場公開があったようだが、日本ではAmazon primeで6月から配信された作品。表の顔は、真面目な会計士。しかし、その裏では、自閉症に伴う天才的な頭脳を持ち、危険人物の抹殺を請け負うスナイパーのベン演じるクリスチャン・ウルフが活躍する、サスペンス・アクション。またベンは、主演だけでなく製作にも携わっている。

クリスの弟で、こちらも腕利きのスナイパーのブラクストン役には、本作でもジョン・バーンサルが演じている。1作目では、敵と味方となって命を賭けて戦ったクリスとブラクストンだったが、本作では、互いに手を取り合って、世界に暗躍する人身売買や売春の裏組織の壊滅に挑むことになる。

前作で金融犯罪取締ネットワーク局長を務め、その後退職し探偵まがいの仕事をしていたレイモンド・キングが殺害された。その時、キングはアナイスという女と会う約束をしていたが、そこに、女を追ってきた殺し屋の傭兵集団が現れ、その巻き沿いの中でキングは殺されてしまう。しかし、死を悟ったキングの遺体の腕には、「会計士をさがせ」のダイニングメッセージが残していた。嘗てのキングの部下だったメリーベス・メディナ副局長は、「会計士」とはクリスの事とであると理解し、クリスと共に殺人事件の真相とアイナスの行方を探る事を依頼する。

しかし、そこには裏社会に蔓延る、恐るべき人身売買や売春組織の陰謀が隠されていた。一人では、その壊滅が難しいと考えたクリスは、弟のブラクストンに協力を依頼し、2人して危険な任務に挑むことになる中、その組織と関わりのあったアイナスの素性も明らかになって行く。

見所は、ベン演じるクリスと、ブラクストン演じるジョンとの息の合ったガン・アクション。一方で、自閉症に寄って感情を表に出さず、決まったルーティンで淡々と物事を熟すクリスと、熱くなりやすく、感情が直ぐに表に出るブラクストンの対照的な演技にある。

bunmei21