「やってよかった?苦悶式」〇〇式 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
やってよかった?苦悶式
クリックして本文を読む
なんとも意味深なタイトルや予告に惹かれて鑑賞。
短いプロローグを挟んでストーリーは早速“式”へ。
一見すると結婚披露宴のようだが、列席は新郎側だけ、入場は新婦のみ。
式場スタッフもおらず、ウェルカムスピーチも乾杯もなく友人挨拶、そしてケーキ入刀へ爆速進行。
どっからどう見てもおかしいのだが、弟は平然としてる。
新婦のカメラ目線から、画が引くと全員がこちらを見ている演出は怖いやら可笑しいやら。
主人公の遺書映像まで出てきて、更にお色直しで入場した少年が「器」と紹介され、そういうことか、と。
兄弟の背景やら“器”に関してやら何も説明はないが、中編として最低限の部分は語られてると思う。
控室の扉が悉く開いてるのは気になるが、まぁいい。
ただ終盤に行くほど蛇足感が強くなってしまう。
6年生き直した上で弟も転生させる理由が分からないし、殺したところで幽体になる保証もないだろう。
後味をよくするラストカットもホラーには不要だ。
これらをやるなら、もう少し補足を入れるか、あるいはもっとダークな方に振り切ってほしい。
それでもアイデアや入場者特典の趣向なんかはとても面白いし、こういう意欲作は応援したくなる。
それにしても、『◯◯承認証明書』の項目5〜9がすべて同じなのはどういうことだろう?
コメントする