「♪みっんなしぬっ みっんなしぬ~」また逢いましょう uzさんの映画レビュー(感想・評価)
♪みっんなしぬっ みっんなしぬ~
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序盤、下の世話を終えた看護師と主人公の会話(というか言葉遣い)に違和感。
元々のお知り合いかなにかでしたか?
この辺の人と人の距離感の近さが終始気になるが、映画だしまぁそれはいい。
しかしちょっと色々入れ過ぎでは…
一番不要に感じたのは、野村との恋愛描写。
生々しいところまでいけば“生と死”というテーマにも近づくが、いい歳して高校生のようだし。
最初は返事もしないから、親子関係には何か確執があるのかと思えば、途中から割と普通。
哲学論、介護職の給与や制度の問題、障害者差別…
様々に膨らませる中で、不安になりながら最後に劇で纏めてくれるのを期待して見ていたんです。
で、クライマックス、本当にアレでよかったの?
洋子さんのバイタリティは凄いけど、手間もお金もめちゃくちゃかかりそうで怖い。
若手スタッフの意見はサスガにごもっともだよ。
元旦那の田中要次を出した意味もよく分からないし、娘さんも最後のトラブル呼び込むだけ。
主人公が電話越しに啖呵切るのも、あまりに唐突。
明確に決着がついたのは親子のわだかまりくらいだけど、原稿で本心を知るというお手軽さ。
駅や映画館の車椅子利用に関しては、人員の確保やら当人の安全やらあるのに、言い逃げだし。
テーマとしてもブレるだけなのに何故入れた?
全体の雰囲気や芝居は悪くないし、「天丼よしみ」とかクスッとさせられる部分もあった。
それだけに、あまりの散らかり具合が勿体ない。
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