Enoのレビュー・感想・評価
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イーノはいーの
Enoはよしゃべりました。インタビュー形式だから話さないと進まないのだけれどかなりのマシンガントーク。ただちょっとオタクっぽかった(笑)Enoというと環境音楽家というイメージが強かったけどロキシーミュージックやU2のプロデュース、その他さまざまな音楽活動が下地にあったのだということを改めて認識しました。デビットボウイやブライアンフェリー、ボノの映像も懐しかった。かなり抽象的なことも含めて早口でまくし立てるので字幕スーパーが追い付かないようなところもあったかな。まぁとにかくよくしゃべるEnoに圧倒されました。
エピソードとしてビデオカメラをいじくりまわしてるうちに光のプリズムを見つけて見とれた話なんかは良かったかな。あとはアートも含めていろいろ試行錯誤する中で「音楽のカテゴリーに入りそうになると醒めるのでギリギリのところを狙っている」と語っていたのが印象的。この人にとって最終的には音楽なのだろうけど「音楽で表現できないところを音楽で表現したい?」といったところがEnoの真骨頂なのかもしれませんね。温暖化や環境破壊と自分の音楽活動を相対化して「自分のやっていることに意味があるのかいつも自問自答している」といったコメントもあり欧米人らしい見識も垣間見えました。この作品、観る前とだいぶイメージが違ったけどEnoという人本来の姿に触れることが出来て良かったと思います。レビュータイトルはかつて細野晴臣さんがEnoについて語っていた名言(迷言?)ですww
自動生成10/10
アヒル(白鳥?)の親子が川で泳ぎ、放牧された牛はのんびりと草を食べ、そんな長閑な環境に身を置き仕事をしてる。でも、ストレスも無く只、音を愛しみ楽しんでる風だ。
全ては感情から始まると言う彼は、全ての感情を暖かく包み込む環境そのものだと思う。
インタビュアーのロキシー時代の派手な化粧のイーノに対しての「子供さん達が、このイーノを見て何と言うと思うか?」と言う失礼な質問にも「何も恥じる事はないよ♪」と穏やかな笑顔で答える。決して無理してるとかじゃ無く、彼が生まれた時から自分自身を受け入れ、自分に正直に生きてるだけなんだと思った。
インプットが多い朝に一つのインプットである朝食を抜く事に決めたけど、am11時半にもなると流石に「お腹が空いた〜。」とチャーミングな笑顔を見せる彼は、憎めない近所のおじさんみたいなとても身近な人に感じられた。
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