「イーノはいーの」Eno heyさんの映画レビュー(感想・評価)
イーノはいーの
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Enoはよしゃべりました。インタビュー形式だから話さないと進まないのだけれどかなりのマシンガントーク。ただちょっとオタクっぽかった(笑)Enoというと環境音楽家というイメージが強かったけどロキシーミュージックやU2のプロデュース、その他さまざまな音楽活動が下地にあったのだということを改めて認識しました。デビットボウイやブライアンフェリー、ボノの映像も懐しかった。かなり抽象的なことも含めて早口でまくし立てるので字幕スーパーが追い付かないようなところもあったかな。まぁとにかくよくしゃべるEnoに圧倒されました。
エピソードとしてビデオカメラをいじくりまわしてるうちに光のプリズムを見つけて見とれた話なんかは良かったかな。あとはアートも含めていろいろ試行錯誤する中で「音楽のカテゴリーに入りそうになると醒めるのでギリギリのところを狙っている」と語っていたのが印象的。この人にとって最終的には音楽なのだろうけど「音楽で表現できないところを音楽で表現したい?」といったところがEnoの真骨頂なのかもしれませんね。温暖化や環境破壊と自分の音楽活動を相対化して「自分のやっていることに意味があるのかいつも自問自答している」といったコメントもあり欧米人らしい見識も垣間見えました。この作品、観る前とだいぶイメージが違ったけどEnoという人本来の姿に触れることが出来て良かったと思います。レビュータイトルはかつて細野晴臣さんがEnoについて語っていた名言(迷言?)ですww
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