劇場版 スメルズ ライク グリーン スピリット

劇場公開日:2025年6月27日

劇場版 スメルズ ライク グリーン スピリット

解説・あらすじ

永井三郎の人気漫画を原作とする2024年放送のテレビドラマ「スメルズ ライク グリーン スピリット」を再編集し、オリジナルエピソードを追加した劇場版。

平成の閉鎖的な田舎町。男子学生の三島フトシは長髪でなよなよしているという理由から、バスケットボール部に所属する同級生・桐野マコト率いるグループにいじめられている。抵抗するすべを持たない三島は、隠れて口紅を塗ったり女性ものの服を着たりと、“カワイイ自分に変身する”ことを心の拠りどころにしていた。そんなある日、三島は屋上で、以前なくした口紅を桐野が自らの唇に塗ろうとしているところを目撃する。本当の自分を隠して学校生活を送る桐野、なぜか三島に強く当たるいじめグループの夢野太郎、やたらと三島を気にかける新人社会教師・柳田。自身のアイデンティティに目覚める三島の存在をきっかけに、彼らの秘められた感情が明らかになっていく。

「あのコはだぁれ?」の荒木飛羽が三島役で主演を務め、ダンスボーカルユニット「M!LK」の曽野舜太が桐野、「恋わずらいのエリー」の藤本洸大が夢野、「ツーアウトフルベース」の阿部顕嵐が柳田を演じた。

2025年製作/110分/G/日本
配給:ポニーキャニオン
劇場公開日:2025年6月27日

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(C)「劇場版 スメルズ ライク グリーン スピリット」製作委員会

映画レビュー

3.5 キャラたちの変化に注目

2025年7月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

驚く

ちょっと不謹慎かもしれませんが、ゲスト俳優さんのアフタートーク目当てで観に行った。普段観ないジャンルなので、前知識を持って観に行った方とは、見え方が少し違うかもしれません。

ポスターを見た時は、もっと写実的なヒューマンドラマだと思っていましたが、実際は想像よりフィクション寄りの話で、後で原作が漫画だと知って「なるほど」と思ったのが、一番率直な感想でした。

自分にとって一番面白く感じたのはそれぞれの登場人物と家族との話でした。めちゃ怖いサイコの柳田先生も、まさかの秘密を持つ桐野も、どんどんカッコよく見えてきた元いじめっ子の夢野も、それぞれの生い立ちが、親たちから大きな影響を受けていることが凄く分かる描写で興味深かったです。そしてそれぞれの親たちを演じた役者さんたちの演技が本当に素晴らしかったです。

その一方で、逆に主人公の人物像が一番薄くて、まとまりがないように感じた。一見強そうな性格で家庭も良好そうなのに、なぜかいじめられてもずっと黙ったまま。特にいじめしてる子たちを怖がっている素振りが見えないから、そこが謎でした。ロン毛で普段から女の子っぽい格好してるから、親もとっくに受け入れているのかと思ったら、まさかまだカンミングアウトしていない。そもそも、なぜロン毛にしたのか、三島の考え方や成長過程をもっと深掘りしてほしかった。

ストーリーですが、自分をいじめていた子と大親友や恋人になったり、田舎で暮らす家族たちが、どんなにショックを受けても最終的に全員、子供の性的指向を受け入れたりと、ちょっと都合よくまとまりすぎたところは、フィクションっぽくて、ヒューマンドラマとして見ると、少し深みが足りないかな。(フィクションだけと)

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とうき

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