ベートーヴェン捏造のレビュー・感想・評価
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朗読劇のようなベートーヴェン映画
ウソと真実の狭間
事前情報は入れず、原作未読で鑑賞。
面白かった!山田裕貴と少年の会話の感じも良い。古田新太、ではなくベートーヴェンの弟、小澤征悦が最近、土曜昼の情報番組の司会をしているが、初回と2回目くらいの際、うざったいロン毛だったのだか、この役が終わったところだったのかな?
別のシンドラーが知名度のある、ベートーヴェンの秘書だったシンドラーさん。
かなり後年に捏造などがバレたらしいが、個人的な感覚だが、外国の歴史の研究などはイマイチ信じきれない。(日本もだけど、、)シンドラーは実はやっぱり熱心な秘書だったとかも有りうるかも、、とか思いながら観ていました。
しかし、他の方も書いていますが、テレビで2時間スペシャルでもまったくよかったのでは、、とも感じましたね。
なるほど
気軽に楽しめる歴史ミステリーの良作
予告で引っかかっていた、なんで日本人キャストで近世ヨーロッパの音楽家たちの物語をやるんだ……という部分は、物語冒頭でうまく処理され、気持ちよく映画空間に入っていけました。
タイトル通り、現在残っているベートーヴェンのイメージがどのように捏造されたのか? を解き明かす作品ですが、若干のコミカルさはありつつも、歴史ミステリーとして楽しめるような描き方がなされています。
現代パートを付けたことが本作の素晴らしいところですが、もう少しこの部分のボリュームを増やせば、「捏造」というテーマに沿ったバカリズムさんらしいシニカルさがさらに強調されたんじゃないかな、という気がしています。
あと、残念だったのは美術面。
説明用に出てくるCGがやや安っぽく、欧州の街並みを再現するはずのLED背景もあまり馴染んでおらず、不自然なルックになってしまったのは残念です。
このあたりを追求する映画じゃないのは理解してますが。
真実でも虚構でも
驚いたことに、とても良かった…
正直言ってあまり印象の良くない監督&脚本家のコンビだったので期待せず観たのだが……とても良かった!
音楽と役者の良さもあるが、筋運びも枠もイイ感じ。
ウンチクもユーモアも行き過ぎず適度に抑えられていて楽しめたし、日本人が西洋人を演じることに違和感がないどころか、却って伝わりやすくなっていた。
客席はガラガラでしたが、エンドロールの音楽が終わった時には思わず拍手しそうになりました。
…先入観で観る観ないを決めてはいけないな、と。
伝記に盛りが多いのは、ベートーヴェンに限らないかと。
好きな人は良いほうに盛りたくなるし、嫌いな人は穿った見方をしてしまうのが人間だし、公平に書こうと距離を置いたら、話がつまらなくなるのは必然。
結局、真実なんてのは、人それぞれの主観の中に存在するものなんだと思う。
そういえば、音楽はまさに主観だろうし、真実でもある気がする…
なぜ映画にしたのでしょう?
松竹の宣伝がダメ
YouTubeで映像を観た際にコメディ映画だと思い込みました。バカリズム脚本でもありますし。
しかし内容は学校の音楽教師と生徒の部分を除けば「かげはら史帆 」さんの3刷された原作にほぼ忠実。
特に後半は。
松竹は「大怪獣のあとしまつ」てもコメディなのかなんなのか不明な宣伝と扱いでしたから、またもや同様の宣伝の仕方てすね。
映画の内容はクラシックに興味のある者なら既知の内容、エピソードですが、とても興味深い内容です。
ウィーンやベルリンの街並みやホール等がCG(LED)なのも良いかと。
芝居の書き割りと思えば違和感はありません。
何より上映中、ベートーヴェンの美しい音楽に浸れるのも素晴らしいかと。
但し評価は分かれる作品。
有料なのだからそれで良いと思います。
結構マジメに作ってんぢゃーーーん。(^_^;
ベートーヴェン×バカリズム=最高!
客観的な歴史は無い。有るのは観察者が介入した解釈のみ。
量子力学が、観察者の影響無しの客観性が無いと言う様に、歴史も同様。
実証主義史学とは、語彙矛盾、有りあえない。
誰かが、記録を読み、誰かが感じて、取捨選択し書いた。
関ケ原の戦い、明治維新、WW2、全部、本当であると同時に全部嘘。
バカリズム
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