ベートーヴェン捏造のレビュー・感想・評価
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私は好きです
レビューの評価(☆)がパッとしないけど、私は好きですね
確かにちょっと安っぽさはあるけど、バカリさんの風味も出ていて、内容はとても良かったと思います
ちょい役でも俳優陣が豪華で、ウォーリーを探せみたいな感覚で楽しみ倍増!
ベートーヴェンのような歴史上の人物というのは、何が嘘で本当だったのか分からないところがまた面白い!
1977年国際ベートーヴェン学会なるものでシンドラーが記した内容は改ざんされたものであると明らかになったようですが(Wikipedia)、いつか会話帳の端切れが出てきて真実が解き明かされたら…と思うと胸がトキメキます
ベートーヴェンを神格化させ敬愛した人もいれば、それ故に嫉妬心メラメラだった人もいて、それでも誰もが「俺が!俺が!」とベートーヴェンを語りたくなってしまう…わかるような気がします
総じて言えば「ロマン」にあふれた映画かな
コメディは薄め
バカリズム脚本!?コメディっぽい予告に面白そ〜と思って観に行きました。
バカリ作品は「殺意の道程」を観たくらい?架空OL日記をチラッと観た。その程度の印象。
ただ殺意の道程の時もコメディ要素はめっちゃある!って訳ではなく、まぁバカリネタもそんな激しい印象ないしこんなのか、ふふって笑える感じっていう印象。
だってドイツの話なのに出演者全員日本人なんだもん、ギャグやと思うて…
後世に伝えるべきはその人の本当の人となりなのか、作品に見合った高尚さなのか、なんとも言えない作品でした。
第三者のように語っているけれど、現代の中学音楽の先生も結局その人に魅了されて、なんなら音楽に真剣でもない中学生に最後「それって先生の感想ですよね?」(台詞うる覚え)ってぶった斬られるところは、そうなんだよな〜…と思った。
すごい人なのは全員が全員納得なんですけども。
なんやろ、シンドラーの狂信性、その哀れさ?は受け取ったかも。
予告編って時間が限られてるから良い場面をテンポよく見せないといけないので、そのテンポを期待しちゃうからダメなんだろうな。
淡々とした作品
物語(映画)としての不足感が大きい歴史朗読舞台
本作、私は終わり方は良かったと思いました。
ですが、全体的には微妙な気分での鑑賞となりました。
まず、番宣の映像の見せ方と、脚本をバカリズムさんが手掛けたという事、日本の歴史では無く外国の歴史を映画化しており日本人が外国人役を演じている事などで、本作の7割以上は「コメディ」での見せ方が多いのではと期待していました。
が、思いのほかシリアスなシーンが多い物語の進行。
いや、「歴史」と「真実」の解釈をほぼ真面目に映画化しており、加えてクラッシックが音楽の大半を占めていた為、完全にシリアスな物語の運びだった。
多少のコメディタッチな言葉は有るものの、コメディな演技が皆無だったのは、個人的に物足りなかった。
コメディ要素は「セリフ」だけである。
しかも「日本人」としての日常的な言葉遣いを取り入れただけであった。
これに関しては非常に残念だった。
「笑い」を体感することを期待してしまったので、私は福田監督の「今日から俺は!!」とか「新解釈 三国志」のような、またバカリズムさん脚本の「地獄の花園」や「黒い十人の女」のような、「笑い」を取り入れた物語を期待してしまったので。
また、「コメディ」では断じてないので、あの番宣はちょっと良くないなと感じました。
あの番宣の見せ方は、完全に「コメディ」を意識させるものであったので、せめてシリアスで真面目な映像も対等な割合で番宣に組み込んでくれていれば、納得できたかもしれません。
物語としては史実を基にした物語を、ある意味「真正直」に映画化に取り組んでおり、また歴史の事実性の危うさを映像として印象的に観せた最後には、「闇」を感じさせ考えさせられ、それらは面白いなと思えました。
ただ如何せん、物足りなかった。
①ギャグが少ないので、せっかくの役者さんの「コメディに見えるかもしれない演技」が、本当にそのまま「コメディに見えるかもしれない演技」で留まってしまい、全く笑えなかった。
②ストーリーテラーとしての学生と先生、その「ペア」である必要性は感じなかった。
何故なら、あの学生にも先生にも、何かを得ていたり考察していたり奇妙な「因縁」があったりする「背景」や、逆に全く関連のない第三者の「立ち位置」も感じず、中途半端な交わりしか感じない印象だったので。
社会人同士でも学生同士でも、図書館の職員同士でもお父さんと息子でも誰でも成立してしまう程度だった印象でした。
③全体的に歴史(解釈)を映像化することに徹している様で、物語としての「起承転結」が薄い印象でした。
都度都度の物語に浮き沈みは設けてますが、通して映画を感じてみると、感情に伝わる「起こり」「展開」「転換」「結末」が物足りなく、あくまでも歴史(解釈)を「なぞってる」印象が強かった。
個人として、簡単なその証明としては、登場人物の全てに中途半端な印象しか残らなかった事が大きい。
主人公や準主役、脇役、重要な脇役などなど、印象に残った人物がだれ一人最終的に確立されなかった。
④歴史の豪華キャストが多すぎ。
顔と名前が一致しなかったり(日本人だけになおさら混乱)、誰が何をしたのか印象に残る見せ場が分かりずらかったりしました。
⑤名曲の「クラッシック」に固執したためか、「音」が「癒し」に近く、さらに「見せ場」のようなワクワクする展開が無いため、眠くなってきてしまった。
以上、裏切り?やもめごと、また歴史や真実の曖昧さの表現は面白い部分もあったが、様々な効果や見せ方が出来る映画としては、明らかに「不足感」が大きかった。
せっかくの映画なんだから、また恐らくコメディ要素も念頭に有ったと思うので、エンターテインメント作品としての制作を十分に発揮してほしかったと感じました。
残念でしたが、出演した俳優の方々は実に豪華だったし、ラストは感情を乗せれたので、良かったかなと思いたい。
まあまあ
コメディの中心を担うにはまだ力不足なのかも
期待していたのですが、全体的にはあまり面白くなかった感じです。
古田新太さんが横暴な変人のベートーベンを縦横無尽に演じる前半はそれなりに面白かったのだけれど、後半、ベートーベンの死後の捏造部分が冗漫に感じました。
最初から出突っ張りになってしまう山田裕貴さんの演技力が足りないのかもしれません。
また、豪華な脇役も中途半端な使い方で宝の持ち腐れにも思えました。
山田裕貴さんは、雰囲気のある良い役者だとは思いますが、「木の上の軍隊」でも、この映画も、一人での芝居は少し物足りない。また、ナレーションも引き込まれるものが足りないと感じます。
コメディの中心を担うには、まだ力不足なのかもしれません。好きな役者さんなので、今後の精進に期待しています。
脚本家のイメージに引っ張られすぎた
良かったところ:ベートーヴェンの音楽が聴ける
バカリズム脚本だからコメディかと思ったら、思っていたテイストとは少し違った。原作つきの話だと難しいのかしら。興味深い話ではあるんだけど、盛り上がり箇所がない。
事実よりもそれっぽい捏造ストーリーが好きっていうのは耳の痛い話。
ビミョウかな、、、
原作は小説ではなく、ルポルタージュの体なので、映画を制作するにあたり、脚本家、監督の創作性が発揮された作品と解釈していいだろうと思います。
オール東洋人キャストで西洋の物語を映画にする、ってありそうでなかった発想。(他にもあるのかな?)舞台を見る人はそう違和感ないのかもしれないけど、なんか不思議な世界だと思う。考えてみれば、「三国志」などは、延々とそうやって映画にしてきたんだから、なんも倫理上、道徳上のもんだいはないわなぁ、、、。要は「慣れ」の問題ですかね。 こういう事はわかってみているのだから、批判ポイントではないけれど、、、。
バカリズムさんは、最近脚本家として頭角を表してきました。 ぼくは「ウェディング・ハイ」を観て、しっかりした構成と「小ネタ回収率」を高く評価していますが、今作に関しては、 音楽の効果的な挿入やテキパキとした構成は素晴らしいと思いましたが、現代日本人の軽い会話に、「果たしてこれでいいのかなぁ、、、」と、最後までモヤモヤが残りました。例えば、登場人物それぞれの個性に合わせて言葉を選んでいるのかな? みんながみんな、軽い口調で喋ってる、ってところが、どうにも違和感を拭えない。
美しい音楽(大部分は昔の音源の使い回しだけど)や、取っ替え引っ替え出てくる歴史上有名な音楽家達を眺めているだけで、十分楽しい時間を過ごせた事は告白します。
コメディかと思ったら
ベートーベンの凄さとダメさ
原作にはない、中学生と先生の対話を持って来て、そこにテーマを集約するのは上手いと思った。
全体的にも軽快で見易く、どう嘘を作っていくのか?どう見破るのか?興味を持ち続けて見られた。
ただ、コメディ色が強い為、ベートーベンの凄さとのギャップが見えづらく、残念。
また、原作モノの為か、映画という時間、空間の為か、バカリズムさんの脚本が窮屈そうに思えた。
また、偶然にも、「遠い山なみの光」とこの「ベートーベン捏造」とが、「嘘」というモノで呼応し合い、繋がっている様に思えた。
#ベートーベン捏造
劇場シネマで◎
これは誤解させる予告編でしょ!
バカリズムさん脚本であの予告編。個人的には絶対ダメだと思います。
小汚い(ホントに汚い)ベートーヴェンを怪優 古田新太さんが演じ山田裕貴さんが翻弄される、みたいなドタバタコメディだと勘違いしたひと、多かったんじゃないでしょうか?(えっそんなヤツあなただけ?)まあ事実はどうであれ僕はテレビでの番宣や劇場での予告編でそんな誤解をしてました。
その証拠に今日観に行くと宣言して早朝に出かけたため晩御飯の時には普段映画にはあまり興味を示さない妻から「どうだった?」って感想を聞かれつい「ちょっと思ったのと違ってた!」って率直に言ってしまい、せっかく珍しく映画に興味を持ってくれた鑑賞予備軍のひとりを失ってしまうハメに!
正直前半の軽妙な展開は「さすがバカリズムさん、ワクワクさせてくれるわ!」って楽しみが増幅してました。でも後半は最後の中学生の子の言葉が総括してるかの如くものごとの真実をつく結構真面目なお話でした。観終わったあとの「アレっなんか変な感じ」は帰りの車の中で消化できましたがもしかしたらそんな感覚だけで感想を述べかねないな?って逆に心配になりました。
『ツイスターズ』の『ゴイゴイスー』の番宣が『やっちまった』のを思い出しました。『真実はいつもひとつ!』のコナン君の座右の銘(?)名言を覆してしまうことになりますが色々な真実があってもいいんじゃないかと思いました。「それってあなたの感想ですよね?!」西村博之氏の言葉から発したような中学生のつぶやきがすべてを語るかのように!
そんな切り口の予告編だったらみなさん(いや僕だけかも?)もっと納得して劇場をされたんじゃないかと。そんな観点からただのドタバタコメディって思わせてしまう予告編に物申したいと言うのが率直な感想です。勘違いして観た僕は星3つ、誤解なく観た僕は星4つなので平均して星3.5でいいがでしょうか。
古田新太さんの怪演、山田裕貴さんの語りメインの展開、他の俳優陣の日本語で日本人っぽい語り口でのセリフ回しは斬新でさすがバカリズムさんって感心したのでちょっと残念な気がしました。自分の勘違いが一番いけないんですけど!
追伸
柊木陽太くん
すごく重要な役どころでしたね。『怪物だ〜れだ』の時から大きくなりました。同時封切りの『ブラックショーマン』『ベートーヴェン捏造』両方に出てるだけでもすごいことです。おまけみたいでスミマセンがミセスのキーボードの謙虚なお兄さんも出てましたよね?!
朗読劇のようなベートーヴェン映画
ウソと真実の狭間
事前情報は入れず、原作未読で鑑賞。
面白かった!山田裕貴と少年の会話の感じも良い。古田新太、ではなくベートーヴェンの弟、小澤征悦が最近、土曜昼の情報番組の司会をしているが、初回と2回目くらいの際、うざったいロン毛だったのだか、この役が終わったところだったのかな?
別のシンドラーが知名度のある、ベートーヴェンの秘書だったシンドラーさん。
かなり後年に捏造などがバレたらしいが、個人的な感覚だが、外国の歴史の研究などはイマイチ信じきれない。(日本もだけど、、)シンドラーは実はやっぱり熱心な秘書だったとかも有りうるかも、、とか思いながら観ていました。
しかし、他の方も書いていますが、テレビで2時間スペシャルでもまったくよかったのでは、、とも感じましたね。
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