劇場公開日 2025年9月12日

「抱腹絶倒のコメディを期待したらダメ」ベートーヴェン捏造 Bratscheさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 抱腹絶倒のコメディを期待したらダメ

2025年9月15日
iPhoneアプリから投稿

評判があまり良くないので、ちょっと不安でしたけど…
杞憂でした。全然、普通におもしろかった。

あれですよね・・・
「バカリズム脚本のコメディ映画」だと思って、抱腹絶倒の映画を期待してたら「期待外れ」かもしれませんね。
意外と、きちんとした伝記ものですよ。

あとは・・・
ベートーヴェン関連のエピソードについて、ある程度の基本的な知識がないと、お勉強みたいな感じになってしまう部分もあるのかも⁉︎

基本知識がある人であれば、知っている場面を映像化してくれてるだけでも面白いし、各キャラクターを役者さん達が適度なユーモアを加えて演じてくれているだけでも十分におもしろい。

そこに、「あー、そんな感じで話を盛っちゃったのねw」というのが乗っかってくるので、私はとても楽しく鑑賞しました。

バカリズムらしさが出ているのは、彼一流のニヒルなダークさというか、皮肉屋の部分ですね。

最後に、語り部である中学教師(山田くん二役)に、聞き手の中学生が鋭い指摘をする。
あれが、バカリズムの言いたいことなんだろうと思います。
思わず、ニヤッとさせられる皮肉な一言。

ああいう視点、バカリズムの良いところだと思います。

Bratsche
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