「理想、幻想、妄想…真実?」ベートーヴェン捏造 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
理想、幻想、妄想…真実?
ベートーヴェンの死後、著者でベートーヴェンに纏わる嘘を書いた元秘書のシンドラーの話。
音楽室に忘れ物をして取りに行った生徒と音楽室でピアノを弾いていた先生が、ベートーヴェン談儀をしている体で、1822年にベートーヴェンの大ファンだったシンドラーが、秘書になる様子からみせていく。
タイトルは確かにその通りだし、特報ではガッツリコメディみたいな印象だったけれど、シンドラーとベートーヴェンの関係性や、著者ベートーヴェン伝を書くに至る過程、そしてその後の話しを案外マジメに見せてくれる感じ。
かといって堅苦しかったり暗ったるかったりもなくちゃんとおふざけは忘れずコミカルだし。
この辺の話しに詳しい人には異論があったり物足りなかったりはあるのかも知れないけれど、ほぼ知らない自分にはとても面白かった。
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おつろくさんのコメント
2025年9月20日
共感ありがとうございます!
全体的に観ればバランスのとれた良い作品でしたが、途中のシンドラーの一人語りの部分は睡魔に襲われるくらい単調な感じがしました。
コミカル路線に慣れているバカリズムの初の大真面目展開だったので、ちょっと中弛みしたのかも知れないですね。
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