劇場公開日 2025年10月17日

おーい、応為のレビュー・感想・評価

全230件中、81~100件目を表示

3.0応為の歴史を知れる

2025年10月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

カワイイ

・葛飾北斎が好きで、晩年過ごされた小布施にもいったことがあったので観賞しました。
・応為も葛飾北斎も芸術家らしいと言いますか、芸術家らしい性格をしています。
・時折凄く綺麗な景色の映像があり、素晴らしいです。
・あそこまで一つの事に没頭できる人たちはかっこいいですよね、私も仕事か趣味か何かしら没頭できることを見つけていきたいですね。
・長澤まさみさんが永遠に美しいですね。

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ノリスケ

3.5圧巻の永瀬正敏

2025年10月24日
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鑑賞方法:映画館

北斎の娘応為の人柄と、北斎応為の
不器用ながらも想い合う親子の絆を描いた作品。

この作品まで応為の存在を知らなかったし、
北斎も90歳までの長寿であんな暮らしをしていたのも
知らなかった。
口は悪くても
お互いを必要とし、そして認め合い、敬っていた様がよかった。

50代から90歳までを8キロ減量して演じきった永瀬正敏が素晴らしかった

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えみんこ

3.5北斎の影に生きた女絵師・応為を描く──映像と音楽の調和が光る作品

2025年10月24日
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鑑賞方法:映画館

癒される

先日の『トロン アレス』同様、今回の『おーい、応為』もあまり期待せず、肩の力を抜いて鑑賞した。というのも、過去の『北斎漫画』(1981)や『HOKUSAI』(2020)が正直どちらも印象に残らず、期待値が上がらなかったため。
しかし、本作は良い意味で裏切られた。秀作というより“好感度の高い作品”と呼ぶのがふさわしい。その理由をいくつか挙げたい。

●リアルな日常描写
食事風景や衣装、会話のひとつひとつまで、北斎や応為を含めた江戸庶民の暮らしが丁寧に描かれている。他の作品にありがちな、蔦屋重三郎や歌麿、馬琴、十返舎一九といった人物の“顔見せ的クロスオーバー演出”がなく、あくまで北斎と応為の関係に焦点を絞っている点が好印象だ。
●画家のまなざし
物語は父娘ふたりの絵師に徹底して寄り添い、画家がどのように風景や人々を見て、頭の中で浮世絵として再構築していくのかを映像化している。これは他の北斎作品にはなかった視点であり、実に新鮮だった。
●映像と音楽の妙
日本の四季や庶民の生活を背景に、トランペットとギターによるアンサンブルなJAZZが流れる。意外な組み合わせながら、映像に見事に溶け込み、心地よいリズムで物語を支えている。
特にラスト近く、望遠レンズで捉えた富士山の夕景は圧巻。構図・光・色彩、どれを取っても息をのむ美しさだった。
●二人の俳優
応為を演じた長澤まさみ、北斎を演じた永瀬正敏。
永瀬は海外映画『パターソン』で日本人詩人を演じた頃から演技の深みが増した印象があり、本作でも自然体のまま50代から90歳までを見事に演じ分けている(そのために8kg減量したという)。
一方の長澤まさみは、本作で新たな境地を見せた。男勝りで“べらんめぇ”な気風を持ちながらも、ふとした瞬間に女性らしい色気が漂う。特にキセルを操る所作の艶やかさは、まさに浮世絵的といえる。

総じて『おーい、応為』は、派手さはないが、映画好きの心には確かに響く作品だ。例えるなら、かつてのATG(日本アート・シアター・ギルド)作品のような静かな余韻と趣を持っている。観る人を選ぶタイプの映画だが、じっくり味わうにはうってつけだと思う。

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leo

5.0一筋縄ではいかないリアルな会話の面白さ

2025年10月24日
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鑑賞方法:映画館

一筋縄ではいかない会話がほんとうに楽しい。

父子の悪口の言い合いも、怒ったり、泣いたり、笑ったり、
とにかくいろんな感情のバリエーションがあって面白いが、
応為が一方的にしゃべって、北斎がなにも答えないシーンが不思議と印象的。

そうそう、人間の会話は、
いつもテンポよく理路整然とやりとりされてるわけじゃなく、
図星を突かれて黙り込んだり、ムッとしたり、
ちょっと考え込んだりすることあるよね、と改めて気付かされるし、
そんなリアルな間が存分に盛り込まれた会話にすごく引き込まれた。

だから、物語は、駆け足に北斎と応為の半生を点描で辿り、
あまり大きな起伏はないけれど、最後までほんとうに面白く観た。

後半の人生を象徴するかのような富士山のアップの描写は大胆。

大友さんのジャズの音楽も喜劇的な感じが合っていた。

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HK

1.5そんな感じかー

2025年10月24日
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単純

謎の多い葛飾応為の映画と聞いて
ある程度フィクションを絡めながら葛飾応為の作品等も演出しながら面白おかしく仕上げてくれるんだろう
なんて思ってたらなんとも地味ーなじんわーーーりした仕上がりでした
端的に言えばしょーもない映画でした(T_T)

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tsigaa

2.0大友良英さんの音楽を鳴らしすぎる

2025年10月24日
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知的

葛飾北斎の娘の映画。

予告の感じだと娘も天才の父親の影響で絵を描く人みたいで、父と娘の関係性みたいなところが主題なのかしらと眺めてたら、冒頭からドキュメンタリー映画みたいに手持ちカメラでゆらゆらした映像だわ、娘は全然絵を描かないのに周りの男の絵をけなし人格否定する。これパーソナリティ障害なのかしら。

大友良英さんのどこかノスタルジックなユーモラスなジャズは嫌いじゃないけど、シーンの切り替えのたびに鳴らすので、引越しのシーンもチンドンやの行列のように見えてしまう。

序盤は引きつけて後半だれる映画はよくみるけど、珍しく前半から突き放されて、睡魔におそわれる。

後半は、北斎が出てくるたびにどんどん老けていくのがおもしろい。長澤まさみは全然老けない。このあたりから固定カメラに切り替えてようやく落ち着く。そして、娘が絵に目覚めて、父親に対してもさりげなく愛情を示す。

応為の描いた絵に驚かされる。この時代に光源を意識したグラデーションを表現している。北斎は後にカメラアイと呼ばれる瞬間を捉える天才だったが、娘も光や色彩の天才だった。

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minavo

3.0タイトルがトリッキー

2025年10月23日
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葛飾北斎の娘、お栄は三流絵師のもとに嫁ぐが、父親は言うまでもなく自分よりも画力が劣る夫に嫌気がさして父の元に出戻ってくる。何人かの子どもの中で唯一北斎の画才を引き継いだお栄は絵を描きながら父の世話をする。常に「おーい、飯!おーい、筆!」のように北斎に呼び付けられていたお栄にはやがて「葛飾応為」という画号が与えられる。

この応為の話だと思って観ていると、応為の修行している様や創作過程の苦しみなどが描かれる訳でもなく、肩透かしを喰らうかも知れない。

タイトルが示すように「おーい、応為」と言っている行為者は他ならぬ北斎であり、応為は北斎の最後を看取るまで献身的に付き添い、一緒に旅をし、共に創作活動に励んだに過ぎない。

そう考えれば、本作の主人公はあくまで北斎である。しかしながら、その北斎も応為の存在がなければ90歳で大往生するまで作画を続けることは出来なかったに違いない。

エンドロールで応為の作品をもっとたくさん次々と見せれば、それでもしっかり絵師としての才能を磨いていたんだ、という説得力を持たせられたはずなのに、しっかり見せるのが一つだけなのは残念。

観る前は「大河に乗っかった企画か?」とも思ったが、そこは長澤まさみ主演なので不問に付す…。

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Tofu

3.0「応為」の生き様

kさん
2025年10月23日
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鑑賞方法:映画館

「葛飾北斎」と主演の長澤まさみさんに期待して劇場へ足を運びました。
​映画の展開は北斎と応為の日常が中心で、事件や劇的なエピソードは控えめです。
長澤まさみさんファン以外には退屈に感じられる可能性あり。
もしくは長澤まさみさんのファンになっちゃうか。これが長澤まさみさんの生き様。

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k

4.5かけがえのない日常

2025年10月23日
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鑑賞方法:映画館

長澤まさみさんが観たくて鑑賞しました。
思っていた以上に良くて、とてもいい出来でした。
長澤まさみさん演じる「お栄」が
着流し姿で立膝をしてキセルで煙草をふかすシーンだけでも
浮世絵そのもので、鏡を見ながら髪の毛をとかすシーンは
綺麗すぎて必見です。
お栄の感情を表すシーンも色々なパターンで表現していて、
とても興味深く、北斎のそれと同様に良かったです。
唯一引っかかったのは、BGMです。あんなにひとつのBGMを
多用するのなら、いっそBGMはいらなかったかも。

いやー観てよかった。

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マイタケ

3.0葛飾父娘の日常映画

2025年10月23日
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楽しい

夫と離縁したお栄が父である北斎の家に転がり込んでから20年くらいの月日の中で、二人の暮らしぶりが断片的に描かれる。
山もオチもない、エピソードの羅列だが、長澤まさみをはじめとする役者陣の演技や、生活感溢れる江戸の描写、犬のかわいさ等があったので飽きずに見ていられた。
実際のお栄は浮世絵師として作品を発表し、弟子もいたようだ。また、北斎の作品にも彼女との共作や代筆があると言われている。二人は師弟であり、ビジネスパートナーでもあったと思われる。この映画だと、絵師としてのお栄の評価や北斎との共同作業は、断片の中でさらっと描写されるだけなのでやや物足りない。
もっと絵師・葛飾応為の物語が見たかったなぁ。

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sui

4.0季節は移ろい、歳月は流れる

2025年10月23日
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笑える

楽しい

癒される

「花は散ると見せて毎年同じに咲きつづける」前半の北斎も応為も元気に怒鳴り散らしてる年代が楽しくて、ずっと観ていたかったです。お酒を飲みたくなるし、地べたに寝っ転がりたくなります。煙管も美味しそうです。
金魚売りの声、ひぐらしの鳴き、鳴く虫の声が劇伴となり、とても気が利いてました。蛍、花火、富士、雪は幻想的で、季節の移ろいと年月の経過が美しく丹念に描かれてました。虫の知らせ、火消しのシーンは白眉、素晴らしかったです。
欲を言えば、もう少しクリアな画でみせて欲しかったです。ぼかし意図の過剰さに当てられるのと、単に観ていて疲労しました。わたしの観た映画館のスクリーンが大き過ぎてこの映画にとってはアンマッチだったのかも知れません。

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TT

3.5永瀬正敏凄い

2025年10月23日
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鑑賞方法:映画館

インスタで北斎の老ける様を見て映画館で見たくなった。メイクの技術もすごいが、永瀬さんの身体、動作が見事だった。厳しそうな親父と反抗的な娘が怒鳴り合いながらもお互い認め合い、ずっと一緒に何度もお引っ越し。最後の絵はテレビ番組で見た絵だ!見といて良かった。

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Olivia

3.0素人目線の感想ですみません

2025年10月23日
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鑑賞方法:映画館

初めての時代劇鑑賞です。
葛飾北斎にも詳しくない、映画の情報もほぼ無しでの鑑賞でした。

時代劇は子供の頃に同居していた祖父が見ていたのを横目で見たことのある程度であまり得意ではなかったのですが、この作品は見やすかったです。
私にとって江戸の町が新鮮で、それだけでも興味が湧いてきました。
映画の内容は淡々としていましたが、この時代の絵の具は何から作られているんだろう、こんな鮮やかな色が出るんだな、と好奇心が刺激されました。

映画を見ている間は「いい映画〜!」っていう感じではなかったのですが、父親と娘がお互いの絵をリスペクトしている様子や、江戸時代の人と人の関わり合いを思い返してジワジワ心に響いてきています。
葛飾北斎のしわざでした展もせっかくだから行ってみたくなりました。

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秋

3.5父を超えて、自分の色を見つける物語です

2025年10月23日
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楽しい

知的

北斎の娘としてではなく、“ひとりの絵師”として生きようとした応為のまなざしが、静かに心を揺さぶります。
時代や性別の壁を越えて、自分の色を見つけようともがく姿が美しい。
絵に込めた情熱や孤独が、画面の隅々から伝わってきて、観終わったあとも余韻が残りました。

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藤宮・アーク・紗希

オーイ応為

2025年10月23日
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つまらない、セリフがわからない

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のりさん

3.0ダジャレかい!

2025年10月23日
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悲しい

と思いながら前に杏が主役の声を演じた百日紅を観て興味が湧いたので劇場へ。
葛飾北斎と娘のお栄の半生をえがく。
史実通りなら劇的な展開や山場も無く淡々と話が進み描いて寝て食って死ぬ。
撮影は自然光みたいでセリフ回しも無駄がなくソリッド。
人情やら義理もなくただ絵に精魂を傾ける親娘の物語。
絵に取り憑かれた狂気かもしれないが、これぞ絵師!
人生の儚さを垣間見た思い。

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MOVIE FUN MAMIKO

2.0ストーリーが無い

2025年10月23日
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 実は映画を勘違いして購入して鑑賞いたしました。幕末の映画のほうを観ようとして、、時代劇だけど違うよ😅

 退屈でした。山も谷も、起承転結もない。淡々と進んでいく。最後まで見たけど凄く暇でした。そういったつくり方なんでしょうが、映画はドラマチックでなければな。
 まさか読み方「お〜い、おうい」じゃないよな。と想っていたら、そのまま。

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新れいすけ

3.5葛飾の家族の愛の話だ。口では出て行けとか言うけど、本当は一緒にいた...

2025年10月22日
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葛飾の家族の愛の話だ。口では出て行けとか言うけど、本当は一緒にいたい。だが、照れやプライドがあり、それは決して言えない。親父がこんな天才のやつだったら、俺は病んじゃうよ笑

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ニッシー

4.0絶品! 父娘の掛け合い

2025年10月22日
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癒される

カワイイ

長澤まさみ作品なので、迷いなく観賞。
珍しい東宝所属の長澤の東宝以外の作品。

【物語】
舞台は1800年代初めの江戸。葛飾北斎(永瀬正敏)の娘であるお栄(長澤まさみ)は父の才能を受け継ぎ、画才が有った。 ある絵師に嫁ぐも夫の絵を認めることができず、家を飛び出し、北斎のもとに戻る。

絵を描くことしか考えていない北斎は、足の踏み場も無いほど散らかった貧乏長屋の狭い部屋で暮らしていたが、お栄はそういうことは一向に気にならなかった。絵に没頭する父と暮らす中でお栄も一度は置いた絵筆を再び手に取る。

貧しい生活の中で父と共に絵を描くことの歓びを知ったお栄は、北斎から「葛飾応為」の名を授かる。

【感想】
現代では知らない日本人はいないほどの有名画家である北斎。劇中の会話では生きている間に既に世間に名を馳せていながら、あんな貧しい生活だったとはちょっと驚き。どこまで史実なのかは知らないが、きっと裕福ではなかったのだろう。

そんな江戸庶民の暮らしも興味深いが、それよりも何よりも良かったのは、長澤まさみと永瀬正敏の掛け合い。天才故と言えば良いのか偏屈なジジイ北斎。一方、いつも、誰にでも男のような汚い言葉を投げつけるお栄。どちらも怒りっぽく乱暴で喧嘩ばかりしているが、傍から見ればどこか似ている。共通の価値観があり、愛情が感じられ、微笑ましい。長澤まさみと永瀬正敏、二人とも演技の幅が広くはない役者だが、本作は2人のこれ以上ないほどのハマリ役。観ていて拍手したくなった。

ストーリー展開は地味で、「売れない親子画家があることをきっかけに大ブレイク!」みたいな劇的展開、あるいは号泣必須の感動的展開もないが、ずっと二人を観ているだけで楽しい。

興行的にも地味な作品だけれどもおススメです。

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泣き虫オヤジ

3.5好き嫌いが分かれるかなぁ

2025年10月22日
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葛飾北斎とその娘、応為のお話。
映画全体は、すごくこだわりを感じ映像も悪くなかった。
ただ、音楽がちょっと自分には合わなかったかなぁ。
間延びしたようなトランペットはこの作品には合わないように感じました。

応為演じる長澤まさみがとてもキレイでした。
少し気だるい眼差しや言葉遣い、歩き方まだも役にハマっていて、格好良かったし、美しかった。

ちょっと気になったのは、北斎が歳を重ね、子犬から飼い始めた犬が亡くなったも、長澤まさみは序盤のままの姿でした。
だか、格好いいし綺麗なので良しとしよう。

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つちのこやま