劇場公開日 2025年10月17日

おーい、応為のレビュー・感想・評価

全288件中、221~240件目を表示

2.5脚本不出来で退屈地獄

2025年10月18日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

 大森立嗣、すっかりベテラン監督の名に安住したのか、及第点に留まってしまうのが昨今の彼。脚本も任され自由闊達にコントロール出来得る立場なのに、年間2本の勢いも1本に減り、その分熟成しているかと思いきや却って希薄にしか見えないのが残念です。本作も葛飾北斎の弟子であり娘でもあった葛飾応為を主人公に何を描くのかと思いきや、何にも描かれてないのに驚きました。

 出戻った以降の親子の描写にフォーカスしても、所詮北斎の動向に殆ど左右され、応為すなわち無為無策とまで言いたくなってしまう。当然に北斎ほどにその実像は判らないのであれば、思い切った脚色を施せばいいものを、だらしない惰性の夫婦よろしく、怠惰な親子を続けるのみ。引っ越しも津軽遠征も北斎の決めたこと、映画の主人公として何を決めどの方向にベクトルを定めてたいのか。何にもしない事を多分描きたかったのかもしれませんが、北斎はお栄を邪見にするばかりである以上、無為そのものを描こうったって無理がある。

 もちろん長屋の風情から光の差し込み方やら背景の作りこみはしっかりしており、着物が少しはだけるあたりまで、しっかり行き届いた描写なのは確かですが、応為を際立たせるまでには行っていない。そもそもあれだけ長屋の住民がいるのだから、彼等を通じて親子を客観的に描いてもよかろうに。髙橋海人扮する浮世絵師・渓斎英泉からの視点もあってよさそうなもので。長澤まさみとの歳のバランスも合わず、親子3代にすら見えてしまう。

 なにより人間でしょ、恋煩いなりエロティシズムなり、創作への壁も、スランプもなんにも描かれない。面白くなる要素がゼロでしね。まさに女だてらに肩で風切り、キセルを吸う姿といい、そんな様相が江戸の下町にどんな波紋を投げかけるのか、そこにこそお栄の真実が見えるってものだと思うのですがね。結果的に久々の適役を十分にこなした永瀬正敏の演技に主軸が移ってしまい、お栄は脇役としか見えない。北斎の登場する映画は結構描かれ、脇役に娘も登場するけれど所詮世話係のようなものでしかない。娘として、父親の能力にひれ伏し金魚のフンのように付きつつも自らの創作への努力なりを観たかった。

 貧乏長屋のくせに、ほどほどの収入もあり、引っ越しそばを食うのも楽々で、荷車一杯の物持ちでもある。津軽行きの決断も観客には理解出来ず、奥野瑛太扮する田舎侍のしてやったり顔のカットもなし。篠井英介扮する粋な小唄師匠を明確にゲイとして描いているものの、だから何?と中途半端。

 要するに大スター長澤まさみ主演の作品としてが第一義なわけで、もちろん長澤まさみはほぼ完璧に主演をこなし、この男勝りを演ずるのに不足はない。なによりタイトルが「お~い」でしょ、誰が編中でお栄を必要と呼びかけましたか? この根本的祖語が躓きの原因なのでしょう。

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クニオ

3.0眠い

Nさん
2025年10月18日
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二日酔いもあり、、眠かった、笑。
見どころは永瀬さんの演技と、長澤まさみの時代には合ってなさそうな美しさかな。ストーリーは眠い時には物足りない。

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N

3.5意外に少ない浮世絵成分に拍子抜け

2025年10月18日
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浮世絵関連の映画と言えば、2年程に内野聖陽主演の「春画先生」と、春画を取り巻く現況を伝えたドキュメンタリーの「春の画 SHUNGA」が立て続けに公開されましたが、本作は稀代の浮世絵師・葛飾北斎の娘の応為を主人公として、長澤まさみが応為を演じる時代劇でした。

本作では、実際男勝りだったらしい応為の性格を強調していましたが、何せ長澤まさみが演じているので、ツンツルテンの着物を着ていても、かえって色気と美しさが勝ってしまうところが微妙と言えば微妙。また、”浮世絵師”の物語ではあるものの、”浮世絵”に触れる部分が案外と少なく、浮世絵好きの私としては、その点もちょっと欲求不満でした。”浮世絵”そのものに触れる部分が少なかったのは、「春画先生」の後半部でも同様でしたが、本作は全編に渡って”浮世絵”に触れる下りが少なかったのは、応為を演ずる長澤まさみにスポットを当てる作品だったからなのでしょうかね?

ただ人間・応為の物語だったとしても、彼女が何故父に倣って浮世絵師の道に進んだのかといったことや、彼女の浮世絵に対する心情とか姿勢などについてもあまり取り上げられていなかったので、人間・応為の輪郭がガラッパチであるとしか解せなかったのは残念ではありました。

あと、これはかなり些末なことですが、年代を紹介するテロップが西暦のみだったのも、ちょっと気になるところでした。せめて和暦を併記して貰った方が、もう少し時代劇的な雰囲気を醸し出せたのではないかと思うところでした。

応為の描き方や浮世絵成分の低さに不満の残る本作でしたが、俳優陣は中々でした。特に北斎を演じた永瀬正敏は、年を経るごとにそれらしくなっていき、自ら”画狂老人卍”と号した風格を漂わせていました。北斎の妻にして応為の母であることを演じた寺島しのぶも、時代劇が板についており、ピッタリの配役だったと思います。美人画、春画で名をはせた渓斎英泉役の髙橋海人も、必殺仕事人的な雰囲気ではありましたが、作風に見合ったキャラクター設定で、これはこれで合っていたように思えました。

肝心の応為役の長澤まさみについては、先にも述べたように美しすぎでした。それはそれで眼福にはなるものの、応為という人物を本当に伝えられているのか、イマイチしっくり来なかったのが、良きにつけ悪しきにつけ本作の特長だったと言えるのではと感じました。

そんな訳で、本作の評価は★3.4とします。

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鶏

4.0まあ 期待しなければ 得るものは大きい ただこういう作品は観客ハイレベルだから

2025年10月18日
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知的

幸せ

長澤まさみ作品で そこで観客動員力のアクセント的なポイントは相違ない
安心感がある。これは大事。永瀬正敏さんはじめ安定。

でも 俺が 感心したのは
① 江戸時代 庶民 闇 電気のない時代の 質感 たぶん照明の人とかの勝利
②その質感が ルノワールの❓絵のように ザラついた質感で いい感じだ 昭和の技術では出せない
③有料パンフ🈶にも載ってるが 主人公 葛飾応為の 絵🖼️の近代絵画的な開明感が素晴らしい

そして
『えっ 😵‍💫 コレから たったの@200年しか経過してないの❗️』という分かり切った事実を
体感した。

ストーリー自体は ぶつ切り感 が あり 個人的

だけど 時代劇ではないので それが『江戸時代の人の人生だよなぁ』と思わせる

監督脚本は兼任だけども 原作は 古い方と 比較的最近の杉浦さん
で W原作 エエトコ取り と思うから 結構 説得力のある 個々のエピソード
ぶつ切りだけども 濃厚に抽出されている と個人的に感じた。

江戸の長屋 足の踏み場すら無い 今で言えばゴミ屋敷がリアル

コレ 現代が舞台の映画でも ただゴミ袋だけで小綺麗な場合が多いから 小汚さが良かった。

有料パンフ🈶は 主人公の 主要な 残されてる絵画🖼️ &北斎年表あり

俺みたいな 小さな文系事務職は すぐ根拠 エビデンス求める悪い癖あるから
それに応える有能パンフでしたよ。

でも 『歴史は勉強じゃ無い 体感だ❗️』と 葛飾北斎氏 1760〜1849の人生最後半作品
主人公 応為 さんは 映画字幕にもあるように 特定できない ミステリアス人物。

観客 全員精鋭だよ 咳一つ無し そこは チェ・ソーマンとは違うね(チェ・ソーマンはそれはそれで良い👍)

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満塁本塁打

3.0芸術

2025年10月18日
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舞台挨拶に参加。画像が暗いのは作品をいかすため?のようです。一般受けする内容ではありませんが、映像芸術を感じました。長澤さん、永瀬さんは映画に選ばれた役者さんと思います。

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コバキ

0.5残念すぎる

2025年10月18日
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酷い映画だった

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篤憲

3.5音楽が良い

2025年10月18日
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幸せ

時代劇だがジャズ風のテーマが流れており、トランペットの音が印象的。ストーリーはたんたんと葛飾親子の日常が進む。たんたんとした中にも表に出さないようにしている家族への思いが伝わりほっこりした気分になります。

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ショカタロウ

5.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年10月18日
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斬新

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パピー

4.0親子愛

2025年10月18日
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癒される

永瀬正敏の北斎よかったなー。本当に北斎も娘には甘かったのかも。そういう父親は好きだ。
明暗の美しい「吉原格子先の図」を描いている応為を見れた気がしてうれしい。
世界の葛飾北斎 天才絵描きの生活はあんな感じなんだ。
そうだったら愉快。
新しいところで、竹久夢二も間近で観たい。

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ねこのあお

3.5葛飾園 お~い 仙人茶 Oi Sennincha

2025年10月18日
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カワイイ

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SAKURAI

1.5視点はどこにある?

2025年10月18日
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H・H

3.0芸術と日常

2025年10月18日
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知的

難しい

驚く

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まこやん

3.0長澤まさみさんの

2025年10月18日
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映画、ここ1、2年で3本観てる。芝居は大味で深みを感じない女優だけど、スクリーンでの大物っぷりとコメディエンヌ感があるので、この人はこれでいい!と思わせてくれる。時代劇の雰囲気は寺島しのぶさんが出してるので問題なし!

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kurakorin

2.0ちんまりしちゃたね

2025年10月18日
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知的

硬軟隔たりなく 自由闊達に役をこなし 演者として魅力ある長澤まさみ主演。
国宝で短い出番ながら 強い印象を残し 近年円熟味を増してきた永瀬正敏助演。
とあらば 観ねばなるまい。いな拝観させていただきます。

勢い込んだものの なんか違う
お栄 北斎両者の生き方、才能は 常人の範疇をはるかに超えているはずなのに 画面からそれがあふれてこない。
登場人物が会話する場面は 必ずふたりきり
複数人いたとしても なんか存在感なし。
津軽屋敷に乗り込んだ時や町中をお栄がさまよう場面などに 変なちんまり観が如実にあふれてくるのだ。これはいったい どうしたことだ。

同じ原作を扱った原恵一監督アニメの方が キャラクターがもっと活き活きしていたようにおもう

この上ない配役でのぞんでいるだけに もったいない。

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hotaki

4.0父娘関係

2025年10月18日
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北斎と応為の父娘関係にフォーカス。
リアルな生活描写なんだと思うが、ちょっとしんどい。
長屋の様子も富士山麓のあばら屋も。ただ、オープンセットで自然光で撮られたっぽいのは凄く良くて、郊外の母親宅のシーンなどは素晴らしい光線で惚れ惚れした。
役者陣の芝居は素晴らしい。
長澤まさみの佇まい、永瀬正敏の老人的な痩せ方まで再現するメソッド演技。高橋海人は物足りなかったが、寺島しのぶも奥野瑛太も良かった。
ただどうしても冗長な印象は否めない…

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ぱんちょ

4.5食べて寝て、画く、生きた先にあるもののお話

2025年10月18日
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泣ける

斬新

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r.

4.5作り手の滑稽さと悲哀

2025年10月18日
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サンダンスダンス

3.0音楽が心地よかったです

2025年10月18日
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悲しい

単純

知的

葛飾北斎の作品がもっと出てくると思っていたのですが、基本的には応為のストーリーなのでほんの一部しか出てきませんでした。
しかし葛飾北斎の生き様やこだわりが良く伝わってきて勉強になりました。
また劇中歌も含めて音楽が素晴らしく作品を盛り立てていました。

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けいせいおじさん

2.0がっかりしました

2025年10月18日
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期待していただけに残念でした。
何を言いたいのか分からない映画でした。
音楽も画面も暗かったです。

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むー

3.0全てが中途半端?

2025年10月18日
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葛飾北斎と応為の人生を描きたいのか、芸術性を描きたいのか、その時代の風情や人情を描きたいのか、その全てなのかが最後までわからなかった。

そういう映画なんだろうなとは思いつつも脚本は盛り上がりに欠けるし(ほぼ何事もおきない)、渓斎英泉はもっと絡ませたら面白かったのではと思ったり。
音楽にも違和感があり、全体的にバラバラな印象。
葛飾北斎が好きだし、応為の作品も見ていたしで期待をし過ぎてしまったかも。

ただ長澤まさみさんは美しい。
彼女を眺めるための2時間になってしまったが、なんだかんだ眠くもならなかったし、佳作だとは思うのでこの点数。

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Ruby