「父と娘の物語」おーい、応為 れんこさんの映画レビュー(感想・評価)
父と娘の物語
登場人物が少なく、静かな映画でした。葛飾北斎という画狂人の人生について何も知らずに見たので、初めて知ることばかりで、驚かされました。
応為という娘がいたことも知りませんでしたが、男勝りなきっぷの良い女性に感じられました。私にも年老いていく父がいるのですが、父を支えながら一緒に一心不乱にただ絵を描き続ける応為の人生に心が動かされました。自分だったらこんな生き方ができるだろうか、父とこんなに向き合うことができているだろうか。北斎から応為に向けての言葉の中にも、ちゃんと愛が感じられて。素敵な親子だなと感じました。
北斎の弟子の渓斎英泉が出てくるのですが、その人が出てくると緊張感が緩まり、ほっとしました。普段、時代劇は見ないので、楽しめるか不安がありましたが、思いがけず応為に感情移入し、楽しく見ることができました。
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