「上品な乱暴者」おーい、応為 DKawaさんの映画レビュー(感想・評価)
上品な乱暴者
大森監督はきっと育ちの良い人なんだろうな。
長澤さん演じる応為は好きな男に抱き寄せられて、「お前とだけは嫌だ」と虚勢。
そこは、イタしたうえで、急に馴れ馴れしくして来る男に「一回ヤッタくらいで亭主ヅラするな」くらいの啖呵を切って欲しい。
永瀬さん演じる"汚いジイさん北斎"は、住んでいる長屋は画材が雑然としても汚くはない。
晩年、師匠であり父親でもある北斎から「これからは自分のために生きろ」と言われて、「いやいや一緒にいるんじゃねぇ!」じゃなくて、「どう過ごそうが勝ってだ!」と言って、結局は別れないとかにして欲しかったな。
映画を一緒に観たツレの「フランス映画のようだ」との感想は言い得て妙だと思いましたよ。
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