「動く浮世絵だなぁ」おーい、応為 mizukaさんの映画レビュー(感想・評価)
動く浮世絵だなぁ
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世界に名の知られる葛飾北斎とその娘、応為。
彼らがどのようにして名作を描きあげたか、その様子が垣間見られる映画。
生活に向き合うことなく、ただひたすらに描き続ける北斎(引っ越しばかりしていたエピソードも盛り込まれている)
江戸っ子らしい激しさと、描く対象を見つめる静かな眼差しを合わせ持つ応為。
その背景では急に降り出した雨の中大工たちが肩に道具箱をのせて走り出す。富士は朝日に照らされて赤く輝く。動く浮世絵だ。
絵を描き、絵の中に生きた親子。
全編を通してジャズのようなトランペットの音。江戸と西洋との出会い。日本の貴重な宝が海外に多く出ていってしまったことを心に浮かべながら音色に聞き入った。
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