「正直、つかみは最悪だったが・・」おーい、応為 mark108helloさんの映画レビュー(感想・評価)
正直、つかみは最悪だったが・・
独特のカメラアングルを持つ映画。当初描きたいものが何なのか良く伝わって来なかったが次第に引き込まれていく。かなり雑な言い方をしたら時代を超えた🎦PERFECT DAYSのような作品であった。見終わった後にこの作品に対する好意的な感覚が果たして北斎と応為という親娘の絵師をモチーフにしたものである事への親近感なのか、この映画作品本来の持つ独特の魅力なのか今一つはっきりしない。長澤まさみ演ずる応為は良く描けているが、北斎役の永瀬正敏の存在感と微妙な立ち位置で、あと少しで食われそうでもあった。応為を描いた作品には杉浦日向子原作の📖百日紅のアニメ化作品があり、その色彩の豊かさと比べると少し見劣りするものの陰影のつけ方が本来の応為ん作品へのオマージュとなっていると考えるとうなづける一面もある。総じて満足のいける秀作と言えよう。
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