「ゆっくりゆったりとした作品」おーい、応為 kojiさんの映画レビュー(感想・評価)
ゆっくりゆったりとした作品
ゆっくりゆったりとした時間が流れる序盤。その後もセリフが少なく、ただ風景を描写するシーンが多い静かな作品。こういう作品は嫌いじゃないです。
父親譲りのセンスと高い技術がありながら、父である葛飾北斎のアシスタントとして生きた娘。北斎の生み出す作品のすばらしさを誰よりも理解しており、北斎を支えるのは自分しかいないという強い使命感があったのかな。父北斎の画業につくすことと、自分の人生を生きることの葛藤があったと思います。長澤まさみさんがその気持ちが揺れ動く様をよく演じていたと感じました。
お栄の代表作である「吉原格子先之図」は原宿にある太田記念美術館が所有しているようです。ただし、常設展ではないようなので、開催情報をチェックしていつか実物を鑑賞したいですね。
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