「面白かったと言うのは違うような」おーい、応為 和葉さんの映画レビュー(感想・評価)
面白かったと言うのは違うような
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北斎と応為、父娘の日常を描いた作品でした。
大きな事件が起こるわけでもなく、淡々と過ぎていく毎日。
口は悪いが愛情が伝わる父娘の会話にくすっとしたり、可愛い「さくら」と「善次郎」にほっこりしたり、これを「面白かった」と表現するのも違うような・・・
私は好きな映画でしたが、人に薦めるには言い方に困るタイプかなw
好きなシーンは、娘に雅号を渡すところ。
いつもより豪華な食事を買いに行かせる北斎、「祝い事?」と聞く娘、雅号を渡されて自分が発した「祝い事」が自分事だったことが分かって、ちょっと嬉しそうな父と娘が良かった。
それから、善次郎と応為の艶っぽいシーンも良かった。違う形の愛情の交換が行われた感じがして、最期の時まで北斎と応為に愛されていた善次郎を演じたのが、髙橋海人くんなのはキャスティング大正解だと思いました(ファンの贔屓目だけじゃないと信じてる)。
あと音楽が好きでした。
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