劇場公開日 2025年10月17日

「長澤まさみが軽快に演じるも、美しすぎるルックス・スタイルが、どうしても当時を生きる女性に感じられない。 抑制のきいたオフビートのアート系の作風だが、応為の半生をエンタメ系に普通に描いてもよかった。」おーい、応為 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 長澤まさみが軽快に演じるも、美しすぎるルックス・スタイルが、どうしても当時を生きる女性に感じられない。 抑制のきいたオフビートのアート系の作風だが、応為の半生をエンタメ系に普通に描いてもよかった。

2025年10月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

北斎の娘、応為の半生を描く。
絵師としてよりも、自由奔放ながらも特に親子の関係に苦悩する応為を、長澤まさみが演じる。
さばさばとした性格が心地よい中に悩む姿も演じられるが、現代風で長身のスタイルの良さ、ルックスの良さが邪魔をしてか、どうしても当時の女性には見えない。
また、情念やドロドロした部分が感じられないのは、意図したものかもしれない。
北斎ともまた違った、現代のイラストのテイストがうかがわれるような応為の作品は素晴らしい。
今から200年前の庶民の日常生活や風情が、リアルに描かれていて実に面白い。
作品としては抑制が効いた説明しすぎないオフビートのアート系、ミニシアター系の作風と感じる。
しかし、応為が絵師としての成長や、周囲の反応や時代の移り変わりなど、もう少し普通にエンタメ系に描いてもよかったとも思う。
永瀬正敏の北斎が素晴らしい。

ITOYA
トミーさんのコメント
2025年10月21日

永瀬さんは熱演でした。絵を描く為に長生きしたい!って所、イヌを抱いている所、モンスターみたいになって死ぬ所、良かったですね。

トミー
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