劇場公開日 2025年10月17日

「美術史を学ぶ」おーい、応為 麻婆春雨と担々麺 大盛さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0 美術史を学ぶ

2025年10月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

豆知識を必要とする映画ですね。事前に美術展ナビの記事を読んで鑑賞しました。この分野の専門家が観るとThemeのひとつは光と闇だそうです。確かに冒険活劇の様な明快な色調に比べ何か落ち着いていて陰影に富んでいた。🤔その様な感覚を自分は憶えます。この作品に登場する葛飾応為は家父長制の中にあって破天荒であるけれどもそれは型破りなだけで決して形無しではない🤔🧐彼女の内面を概念的暗喩として火若しくは炎で現している。そして物語のClimaxである《吉原格子先之図》を連想させる場面では「張見世」を応為が眺めているのだが演出だと理解しつつも終始 無表情なところが印象に残ります。映画は面白く愉しめたが如何せん生産性を求められる現代を生きている者にとっては最初はこの時間軸に合わせるのに少々戸惑いました。🤣大森立嗣氏が『日日是好日』と同様に本作も監督を務めました。樹木希林さん曰く所作を最初から学ぶ その効果は必ず画面に表れる。『おーい、応為』では東京藝術大学出身の専門家が指導・監修を担っています。長澤まさみさんの長い筆を持つ手が美しい 永瀬正敏さんの絵と向き合っている佇まいも素敵です。 あと2回は観るかも🥰😆🤗

麻婆春雨と担々麺 大盛
2025年10月20日

芸術には疎くて門外漢です。展覧会に行っても気持ちが乗らなくて意気消沈したことも😭女性の芸術家と聞いて思いつくのは草間彌生さんぐらいです。最近、出版された研究書で『男性のいない美術史 女性芸術家たちが描くもうひとつの物語-THE STORY OF ART WITHOUT MEN-』 イギリスの美術史家が執筆しました。この中に葛飾応為も取り上げられています。丁度いい機会なので手に入れて読んでみようかと思います。余談ですが東京都町田市に国際版画美術館があります。ドラマ『ひとりでしにたい』 綾瀬はるかさんが演じた主人公山口鳴海が学芸員として勤めていた美術館です。葛飾応為は肉筆画なので直接関係はありません。以前ここを訪れた時に企画展『黙示録と幻想 終末の心象風景』が開催されていました。木版画ですがAlbrecht Dürerの作品に接して感動したのを思い出します。そしてその後に国立西洋美術館『アルブレヒト・デューラー版画・素描展 -宗教・肖像・自然-』,東京藝術大学美術館『黙示録 ― デューラー/ルドン』二つの企画展は同じ時期で場所も近所😊掛け持ちで鑑賞しました。素人なので構図や技法など詳しくは知りませんが凄かった🤩圧倒された🤩 芸術の秋ですからね😀 この映画を機に久しぶりに美術館巡りでもしてみようかしら🥰🥰

麻婆春雨と担々麺 大盛
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。