「北斎の娘として良くも悪くも作用。」おーい、応為 Kさんの映画レビュー(感想・評価)
北斎の娘として良くも悪くも作用。
葛飾北斎の娘に焦点を当てた作品を
楽しみに待っていました。
皆様の熱量ある演技に感動。
劇伴も素晴らしくて聴き入りました。
絵師としての葛藤や満たされない心、
死への恐怖に深く共感。
そして、不器用な親子関係の中にある確かな繋がり。
絵の一枚一枚に魂が込められていて
構図、色彩、色の濃淡など息を呑む美しさ。
寺島しのぶさん演じる応為の母親・ことが
「女は、赤いものを身に付けると
やさしくなれるんだよ」いう言葉が印象的。
この“女らしさ”を自分の容姿にではなく
絵の中で表現していた応為。
『吉原格子先之図』がもう恋しくなっています。
彼女の巧みな技量と謎に包まれた生涯に魅了されました。
コメントする
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。