「ピントが合ってない?」おーい、応為 ばとーさんの映画レビュー(感想・評価)
ピントが合ってない?
長澤まさみの美貌と演技を愛でる映画として星3つ。長澤が長澤に求められる長澤像を演じている。長澤主演でなければ評価は星2〜2.5ぐらい。
絵師のはなしなのに主人公が絵を描くシーンが少なすぎて、才能があったひとと言われてもさっぱりそれが伝わってこない。スクリーンに映るのはヘビースモーカーでべらんめいな長澤で、絵師「応為」像が見えない。
さらに葛飾北斎のエピソードに結構時間を割いていて、誰の物語りなのかピントが合っていないように思える。2つの原作がベースだそうだがそもそもの企画に無理があったように思う。
あと細かいところで、時代劇の年号表示を西暦だけというのは違和感がある。和暦で西暦をカッコ表示が妥当では。長澤の老けメイクが控えめで全然歳をとらない美魔女になっているため主人公の年齢もあるといいかも。
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