ストレンジ・ダーリンのレビュー・感想・評価
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巧みな構成
行ったり来たり
筋は読めた!と思ったら、ラストは意外でした
いきなり真っ赤な衣装の女性が逃げるシーン、左の耳から大量出血で、アップになると、うひゃー!耳なし芳一だよ!
しょっぱなからパニック状態に陥れられますが、シーンの切り替わりに「チャプター〇」と6部構成の今から何番目を演りますよって表示がされるので、2幕目が終わった時点で誰がシリアルキラーなのかは想像できて、ラストに向けて予定調和的に展開するので緊張感がほぐれたところに、まさかの終わり方で驚いちゃいました。
上映時間が短めで、テンポも良かったですが、ヒッピー(元バイクライダー)夫婦宅で外に向けられたスピーカーから大音量で流れる声やビッグフット?が何か絡んでくるのかなと考えていたのですが、そこは答えが見つかりませんでした。
それに料理が酷い、バター・メープル・ジャムがてんこ盛りのパンケーキに真っ黒こげのソーセージ、あれも何かを示唆していたのでしょうか?
最後の方で、冷凍庫から出てきたレディーの表情がほんの一瞬だけ顔面血みどろに見えたのは気のせいだったのかなぁ……
ケタミンは恐ろしいし、コカインは酷い傷の痛みも吹っ飛ばしてくれるなんて、クスリって怖いなぁ。
ワタシにとっては不思議な感覚を味わえた作品でした。
これ、面白いっ!!
時系列の入替えと主演俳優の演技
6章で構成され、実在したシリアルキラーを描いた物語(という設定?)であることが冒頭で説明される。そして始まりは3章から。スターウォーズのよう(あれは4からだけど)だなと少し笑ってしまった。
本作は、章を見せる順番を入れ替える脚本の構成が秀逸だった。予告編を作るのが難しかっただろうな。実際、劇場で観た予告編はネタバレ的な要素も含まれていたから、本編を観ての驚きはあまりなかった。でも、その面白さへの期待があったから劇場に足を運んだわけだし、私個人への広告効果はあったということか。
それにしてもミスリードを誘う手法はなかなかうまかった。先入観で物事を見る危うさを感じる。レディとデーモンの呼び名についても、最後にちゃんと納得の展開が待っていた。わざと映像を古く見せたり、音を大きめにして驚かせようとする演出はどうかと思うが、最後までスクリーンを見入ってしまった。B級としてはかなりの秀作。ものすごく驚く展開ではなかったが、十分面白い映画だと感じた。
とにかく主演のウィラ・フィッツジェラルドの演技が素晴らしかった。特にラスト。車の中で見せたあの演技は圧巻だ。どこの映画賞にも引っかからなかったことが不思議でならない。
あなた、シリアルキラーなの
ナイスミスリード
今週は「スーパーマン」だけかな、
と呑気に過ごしてたら、
週末の映画予定見て驚愕😱
鬼滅しかやってない‼️
それに依って皺寄せが多数‼️
これは来週もそうかなと案じ、
偶々空いたのでれっつごー💨
勿論今作は気になっていて、
予告は未見だが、
劇場にデカいフライヤーがあって、
“傑作”とか町山さんのコメントとか、
乗せられる要素は多数あった。
久々の章立ての進行。タラちゃんみたい。
しかも「3」からスタート。
逃げる女追う男、
色メガネは「シビルウォー」以来怖い😨
逃げる女はある一軒家に辿り着く。
そこまでが‘第一章’
後は章がシャッフルされるが、
最初観てたこちらの感情が段々変わっていく。
それが今作のミソか。
ネタバレ厳禁の内容だが、一つだけ。
警察が訪れるシーンがあるが、
あのシーンで終わっても犯人は分からないから、
アレで終わりで良かったかなとも。
結果的に話は結するが、
結しない方が良い。
事実に基づいているなら、
結果はナレと字幕で良かったかな。
エレクトリック・レディ
宿命
低予算作だが、演出と演技がいい
時系列をいじった効果抜群
シリアルキラーによる連続殺人事件が世間を震撼させる時、モーテルの前に1台の車が停まった。飲み屋で知り合った1組の男女が乗っていた。やがてその女は男に命を狙われ、銃を持った彼から必死で逃げたが・・・さてどうなる、という話。
全6章+エピローグを3→5→1→4→2→6→エピローグと時系列をいじった展開で、その効果抜群だった。ミスリードに騙され、面白かった。
シリアルキラーだからか、なぜ、は無くても良いのだろう。
ちょっとグロい所もあったが、ストーリーに入り込めて良かった。
ラストのトラックのおばさんに拍手。
とにかく、レディ役のウィラ・フィッツジェラルドの演技に魅了された。下着は上下合わせないのがオシャレ?
デーモン役のカイル・ガルナーも良かった。
ドキドキし、グロくて、なぜ?、となる展開が斬新で面白かった。
面白く仕上がっていれば私は良い
シャッフル6章という構成ギミック以上に、エモいBGMとデカいSE...
確かに面白く観た。
本作称賛のなか、
スティーヴン・キングは「巧妙な傑作」とコメント。
(今まで過去何回キングのコメントに騙されてきたことか。
同じようにタランティーノもよく利用されるが、
僕はタランティーノファンではないので別に引っかかったことがない。)
広告のJAROに訴えたいほど騙されたけど、映画ファンなので、仕方ない騙されても仕方ないと自分をなだめてきた。
しかも今日は映画館が灰色の感じ。
開場を待つ観客の髪の毛の色や服装の色が灰色ばかりである。
何が起こっているのか。
調べたら『国宝』の席が半分以上売れていた。
灰色な訳である。)
さて「ストレンジ・ダーリン」である。
こりゃあ3章から始めなきゃ面白くないだろう。
(1章から観ても大したことはない。)
ミスリードもあるから、そりゃあそうだ。
エピローグはすぐに分かる。ソコまでは巧妙ではない。
センチでウ◯チみたいな歌が流れるからシラケに
しらけた。
ただ、その意図含めて、最後まで楽しんで観ました。
35ミリフィルム撮影のこだわりは、製作側のこだわりだけに見えました。
警官は手錠をすると安心するのか、気をつけないといけません。
ヒッピーって理想だけで生きているから案外ヤワですね。
性別ではなく正論を諭す警官に対し、
女性保護を最優先しシスターフット感覚で殺害を
増やす警官。
(命拾いして逃げるその警官の愚かさに嗤うしかない。
この国も、
なぜ女性政治家の質や人数が伸びないのかの問題をも見たような気になった。)
そう、自分だけ、逃げるが勝ち。
以上。
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