ストレンジ・ダーリンのレビュー・感想・評価
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70点ぐらい。胸クソ
まんまと乗せられてしまった。 観客の先入観によってミスリードさせる、脚本・構成の妙。 語る順番自体が演出になっていて素晴らしい。
自分は極力情報シャットアウトして観る派なので、、、
冒頭シリアルキラーの実話で全6章と聞いて、逃げる負傷した女、追うライフル男を観れば、誰だって普通に殺人鬼の監禁から逃げ出した女と思う。
しかも3章から。
そして既視感の嵐。
ああ、これは観なくてもよかったかなと思った素直な自分。
この時点でまんまと監督・脚本家の思うつぼにはまってました。
助けを求めた家の怪しさ。
薄気味悪いくらい平和的な老夫婦。
ここで感じた嫌な予感さえも違ってた。
この先の女の行動から、徐々におかしくなってくる。
観せる順番自体が演出になっている脚本の妙、アイディアが素晴らしい。
主演ウィラ・フィッツジェラルドによる静かな狂気。
バーバラ・ハーシー演じる終末論者の老夫人の幸福そうで穏やかな表情。
婦警の先走る正義感からの思い込み、
経験と勘から慎重になるベテラン警官。
登場人物それぞれの説得力、各俳優の仕事も的確で納得する。
最後、女を拾った中年女性のためらわない一発、にスカッとする。
撃たれた後、手を服の中でごそごそさせていたので、てっきり警官から奪った「2丁目」の銃で反撃するかと思ったら、なぜかなかった。
警官から2丁銃を奪った見事な伏線!と思ったのに残念。
バイオレンススリラーの新たな傑作!2025年必見の一作!
2025年は映画の当たり年だが今作も傑作だった。主役のうちの一人の女優さんは好みでは無かったがキャスティング的には完璧だったと思うし彼女の映画をまた見たい。主に4人の人物が物語の中心だがめちゃくちゃ怪演なので終わってみればお腹いっぱい。それからサウンドトラックがめちゃくちゃ良かった。70年代風のフォーク調の曲で知らないアーティストだったが引き込まれるダークかつメランコリックな曲ばかりだった。撮影方法も映像の質感含めてグラインドハウス風の懐かしい感じで良かった。撮影監督はプロデューサーとしても参加してる「プライベート・ライアン」のあのジョヴァンニ・リビシ。今作がデビュー作とのこと。あとスリラーもので最後泣いてしまう映画なんて相当久しぶりだった。どうも私は救いようの無い純粋な衝動に逆らえないサイコものに弱い。多少グロいので注意。上映してる場所が少ないのが勿体無い!!!
前情報は一切仕入れずに映画館へGO。楽しめること間違いなし。
予備知識無しで見に行こう
みんな騙される。
全部で6章あるのに、3章から始まって、しかもいきなり犯人の男と被害者の女が分かってしまう。
「えっ、ミステリーなのに、もう犯人分かってネタバレって何?」と思ってると、次は第5章で、ライフル構えたシリアルキラーが、逃げるコネコちゃんを探す場面。なんとヒッピーのオヤジはシリアルキラーに撃たれて血を流して死んでいる。
「ええー、シリアルキラーの正体ってふつう映画の後半で判明して、まさかコイツが犯人だとは思わなかったという意外性でみんなビックラこくもんでねえの? こんなに早い段階で、ここまでハッキリと正体バレバレって何か変だなー」と思いながら鑑賞する。
ここで余りの違和感に、オヤもしかしたら、女性がシリアルキラーかもと鑑賞者に気付かせる。連続殺人の犯人なんて聞くと、みんな思い込みで勝手に犯人は男と決めつけるのを逆手に取ったんだなと観客は分かる。第4章で、誰がヒッピーのオヤジ殺るかだな。ということで第1章へGO。
しかし登場人物たちは騙される。
誰かから逃げているらしい傷を負った若い女性が「助けて」と叫んでたら、誰もそいつが殺人犯だとは思わない。
だから、みんな騙されて殺される。
第2章で下着姿の彼女を助けた2人も、第4章のヒッピーの2人も、第6章の警官2人も騙される。
ベテラン男性警官は警戒したのだが、さすがに相方の女性警官にああまで言われてしまったので渋々同意したのが命取りになった。
エピローグの女性は彼女を助けたが殺されはしななかった。
「銃を向けられたので撃ちました」なんて、さすが銃社会アメリカならではの対応だと思って驚くやら感心するやら。日本だったら相手が銃を持ってるなんて思いもしないから、絶対殺られてる。
アメリカでは小学生の子供でも銃で人を殺すことがあるから警戒はしていたのだろう。
相手が子供だろうが女性だろうが、銃を向けられたら一瞬の迷いが命取り。躊躇なくぶっ放す。お見事 。
ポスターの赤い髪の女性が気になるから鑑賞しようなどと思った僕も絶対殺られてる (-""-;)
【追記】エピローグでも思い込みで判断した (  ̄▽ ̄ ;)
エピローグで女性が騙されてシリアルキラーをトラックに乗せたとき、僕は、シリアルキラーを殺すのは(或いは捕まえるのは)いったい誰なんだろうと思った。も(ぅ)ゼッタイ、オバハンは殺されるか助けられる側で、彼女が自分の身を自分で守る側になるかもしれないという考えは、全く頭をよぎらなかった。
もしかしたら、シリアルキラーが男性警官を殺すのを、たまたま近くで目撃した警察官か一般人が、オバハンを助けるためにライフルでシリアルキラーを殺して一件落着になるのかなと思った。
シリアルキラーを成敗ずるのが、警官にしろ一般人にしろ、僕がイメージしたのは男性だった。
まったく、これじゃあ 「女性は守られ助けられるもの、男性は守り助ける側」っていうゴリゴリの昭和のオヤジの発想じゃね?。 って昭和だけどネ (^^;)
自分はそうじゃないと思っていても、刷り込み・思い込み恐るべし。最近だと認知バイアスって言うようだ。
これはスゴイ。最初から最後まで、驚きの連続。とんでもないクセモノ
いかにも、B級映画ですみたいな、映像と音楽で始まり、すっかり油断をさせておいて、とんでもないクセモノでした。最初から最後まで、何度も騙され、何度も驚いてしまいました。
「この映画は6部構成」って最初に断るので、ランティモス監督の「憐れみの3章」のように、それぞれが、つながってるのか、つながっていないのか、よくわからない構成なのかな?と思っているうちに、最初の部分が終わり、何がどうなっているのかわからないまま、はい、次に行きます・・・って??? もう、いきなり、そこから大混乱に陥ってしまいます。
内容もあまり知らないで、ただ面白そうだなって思いながら観に行きましたが、いやいや、とんでもなく面白い映画でした。油断禁物ですね。
上は黒 下は赤。
シリアルキラーによる連続殺人事件が起きてるなかBARで出会いラブホ手前で停車し、どうしようか考え中な女・レデイと男・デーモンの話。
チャプター形式全6章を3.5.1.4.2.6章エピローグの順で見せてく。
いきなり始まる逃げる女と追う男、停車中の車内とホテル内のやり取りを絡めながら…、四駆に乗りショットガン構え追う男にヤバさを感じ、逃げる女に緊迫感を感じながらも…でっ何で3章から?と観進めれば…。
ヤバイ奴はオマエかい!確かに第1章から順に見せたら普通すぎるし、この計算されたランダムに見せる順序に面白さと上手さを感じる。
コイツはヤバイ奴だから気をつけて!と駆け付けた男女2人の警官に思うものの…。ラストのウエスタンハット被ったバァさんナイス!で面白かった。
むーんん🙀かなりオモロー
ミラマックス制作なのでタランティーノの処女作「レザボア・ドッグス」みたいな乾いた暴力オンパレードで来るのか?と思いきや、全6章仕立てのこの低予算バイオレンススリラーは、シリアルキラーにブンブン振り回されて予想をことごとく裏切られながらグイグイと進む😹
タラちゃんみたいな過剰な暴力が引き起こすシニカルな笑いも起こらず、かと言ってホラーな陰惨さも少なく コレって一体全体どこへ行くのさ?😓
さてそれは 観てのお楽しみ😌
アメリカ社会に溢れかえるGUNと麻薬 宗教で歪んだ人格形成?悪魔がチラリ オールドヒッピーの終末論者まで登場し、つくづく寒々しく忌まわしいのだけど、その辺りは表層をなぞる程度に描く
三振恐れず思いっきり振り切ってるからか?次第に言葉にできない危険な魅力が立ちのぼり始める・・・
スティーブン・キングが賞賛するの分かるゾ😳
本当はストレンジな男女の愛を描きたかったのかもしれないけど、私はそっち方面は没入出来ず
思い込みを捨てましょう
章立ての置き換えで何かやるなと思っていたら
素直に騙される
変態は際限をしらぬ
しかし何に憑かれているのか、コロスコロス
物語を作った女性警官は生涯落ち込むだろうな
戸惑い無く銃をぶっ放せるアメリカのおばちゃんに感慨
死んだようで、とりあえず良かったエンド
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