ストレンジ・ダーリンのレビュー・感想・評価
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70年代風ルック、Z Bergの音楽
シリアルキラーを扱ったスリラー映画。時系列が交錯する全6章から成ることも説明されるが、予告でも見た銃撃を交えた逃走劇の第3章から映画が始まるのだけれど、次第にその理由が判明していくので、鑑賞前のネタバレには要注意な作品です。
主人公の女性を演じるウィラ・フィッツジェラルドは、アマプラのドラマ「ジャック・リーチャーS1」で女性警官を演じ、個人的に気になっていた女優さんだったことも鑑賞理由のひとつ。だけれど、本作では結構印象が異なるので、事前に情報を得ていなかったら気付かなかったかも…
最初に「35mmフィルムで撮影」したことが説明されるが、色彩がきれいで、スマホや主人公と敵対する男のトラックなどがなければ、なんか70年代風のルック、特に”知らない悪魔より、知っている悪魔の方がましだ”と唄う「Better the Devil」が気に入ったZ Bergの音楽、主人公の演技がよかった。
トラックを降りて射撃していたら、かなり離されるんじゃないとか、終盤のアレとか??な箇所もあるが、なんか癖になる映画でした。
まんまと
予告編を見たり紹介文を読んだりしたら、ほぼすべての人はあの男
(“デーモン”)がシリアルキラーだと思うはず。そんなミスリードを
巧みに取り入れた宣伝戦略と映画の構成が面白さを増幅させた。
全6章構成、そしてその各章を順不同にして見せる展開も見事。
自分もまんまとその戦略に弄ばれた。途中で「あれ?この女
(“レディ”)、意外と癖ありだな」から「悪意がありそう」となり
最後は「こいつがシリアルキラーかよ!?」となった。
出だしはシリアルキラーの男に追われるか弱い女に見えるから
「なんとか逃げ切れるといいな」と思うのだが途中で見え方が
逆転する。
女の正体が分かってからは「早く逮捕しないと被害が拡大する。
どうやって逮捕に至るのか?」という関心になる。(冒頭の字幕で
シリアルキラーの終焉を予告していたから何らかの形で連続殺人に
終止符が打たれるのは分かる)
“レディ”は躊躇なく人が殺せる上に狡猾さもあって手強い。逮捕され
るかも知れない状況から脱出する様は「羊たちの沈黙」(The Silence
of the Lambs)(1991年製作)のハンニバル・レクターを彷彿させる。
脚本が巧い。登場人物は少ないがそれぞれが適材適所。そして
殺される人間は単なる間抜けではなくてちゃんと思慮分別がある。
特に“デーモン”からの連絡で駆け付ける同僚の警察官。長年の経験
から感じる勘を働かせ、とりあえず現場をその状態にして応援を
待とうと判断する。それが正解だったにもかかわらず・・・
そこからの展開もわざとらしさがなくて良い。
二転三転の後、最後は誰が女を止めたのか。警察官ではない一般市民
だったが隙のない女性で良かった。彼女も勘が働いたのだろう。
自分が撃たれる前に正当防衛の一発を放った。
そこから長回しになるラストシーンも印象的。
“レディ”役のウィラ・フィッツジェラルドの変幻自在の演技が見もの。
ミア・ゴスの強力なライバルが現れた感じ。
全編フィルム撮影されたという映像にも独自性を感じた。何となく
70年代に製作された映画のように感じるカメラワークや演出があった。
物語は関係ないがカーチェイスや暴力の場面に「マッドマックス」
(Mad Max)(1979年製作)の雰囲気を感じたりもした(個人の感想)
監督の小粋さを感じる秀作
パンフォーカス
庭には二羽以上鶏がいる
本国では昨年の夏に公開された作品で、その評判を基に各媒体の紹介文や宣伝文が書かれているのだが、映画紹介サイトのイントロダクション含め、読まずに観た方が良いタイプの作品だと感じた。
ネタバレを踏まなくとも、『シリアルキラー』『男女の出会いが予測不能な展開へ』『6章構成の時系列シャッフル』とまで言われれば、何パターンかは展開の予想がついてしまう。
本編の冒頭でも丁寧に『シリアルキラー』『6章構成』と説明されるのだが、個人的にはそれすら不要だと思った。驚きを作っているのは時系列シャッフルだけであり、ミステリー要素は殆どないので、シャッフルを説明されずにあれこれと観察と考察をしながら観た方が楽しめたように思う。
本国のスタジオではシャッフルすら不評だったらしく、時系列順に編集し直されそうになったらしい。配信時代のスリラーにトリッキーな要素は不要ということなのだろうか。
ストーリー以外では、くどいくらいに赤を使う色彩や、アメリカあるあるがシュールなほどたっぷり詰め込まれたキャラクター造形も面白い。アメリカンニューシネマや懐かしのスリラー作品を感じさせる作風は、刺さる人には深く刺さりそうである。
自分にとっては宣伝文句がスポイラーになってしまい、残念だった。あまりに隠すと宣伝にならないので難しいところだが。面白そうな作品を探して観に行くというよりも、ザッピングしてたまたま観始めるくらいの緩ーい出会いが一番楽しめそうな作品だった。
実話ベース
チャプターが6まであるが時系列ではない形で進行
見せ方は工夫しているが、冒頭シーンで、おや、これはもしかして?と思った展開のまま終了
面白い話か、と言われれば嫌なミステリー系で好きな人は好きなのかも
主演の女優の変幻自在な演技は印象に残る。特にラストシーンの車内の表情を見ながらジーパン刑事の最後を思い出したのは私だけではない??
サスペンスやスリラーというよりスプラッターホラー
今やセクハラお爺さんとなった某監督の古典的名作サスペンスやスリラーは大好きだが、ホラーは「ローズマリーの赤ちゃん」などを除き、余り好きではない。本作は、スリラーというより、スプラッタ系のホラーにしかみえない。誰がシリアルキラーなのか、逆転も2度3度あるが、割と素直に見えてくるし、むしろ終盤はスプラッター的な展開がメインとなってくる。私の採点はオマケして75点。キネ旬読者ベストテンには私は入れないし、‥。むしろ高評価のコメントが多いことが少々不思議。
(~ヘ~;) ウーン....やられたわ。〓■●゛
構成が巧みで怖い
基本ホラーもスリラーも苦手なのだがなぜか観に行ってしまい後悔している。
面白くないわけではない。構成も巧みでむしろ面白い。でも怖い!!!!!
詳しいことはネタバレになってしまうので言えない。
とにかく、時系列がバラバラの6章の作りとなっており、最初から怖い。次の章になったら少しは息がつけるのかと思ったらそれも怖い。
私の心臓はピンチでした助けて。
章が開かれるたびに「そういうことなの?!」となるわけだが、だからと言って安心できない。ずっと怖いよ!
挿入歌が歌詞もハマってると思ったらやはりオリジナル曲のようですね。
詳細までは覚えてないけどどこかで耳にしただけで悪夢をみそうである。
普通の猟奇スリラーになりそうなところを構成の巧みさで新たなページを作り出した。
面白かった。でも二度と観たくない。
巧妙な傑作!!
サイコキラー?
戦闘モードなの
片田舎のバーで出会った男女が良い感じになるものの、実は相手はシリアル・キラーなのか!?……といった物語。
全6章からなり、1→6と進まず、シャッフルされた展開で悪人からの逃走劇(?)を見せていく。
序盤から不穏なBGMと、少し前時代的な印象の映像が良い味。主人公の女性が男から命辛辛逃げるも…ん?これは…!?
成程、分かってみればシンプルと言えなくもないが、しっかり意表を突かれましたね。
ちょいちょい冗長に思えるシーンなんかも、この真実を知ってから考えれば確かに必要な描写だったな〜と思えるし、それにはこのシャッフル展開がマストだし、殺し屋から逃げ続けるだけというストーリーにしっかり幅を持たせてるのはお見事。
まぁそれでも、コレだ!!というモノがあったかと言えばそうでもないが、小分けにされていることでサクッと観終えられる印象だし、二丁目、三丁目が…!?の最後の最後は緊張感MAXだし、何より表情の業が強すぎて惹きつけてくれる。
そう言えば、こっちもあるぜ!!のおっさんは結局何の介入もなかったのかしら?
血がブッシャー…はあるものの、それに苦手意識がなければ、空いた時間にスッと観るにはピッタリの作品では?…と思わせてくれた作品だった。
とにかくサイコキラー
シリアルキラーなの❓
こないだ鑑賞してきました🎬
時系列順ではない映画ですね🤔
レディにはウィラ・フィッツジェラルド🙂
「ワイルド・リベンジ」
にも出てましたね。
デーモンなる男から逃げまくりますが、ある秘密が。
彼女はカツラより地毛のほうがはるかに魅力的に見えますね😀
真剣に逃げる表情はリアルでした。
デーモンにはカイル・ガルナー🙂
優しげに近づき、実は平気で恐ろしいことをするような男に見えますが…。
この悪人顔は素なのか、演じているのか🤔
デカい銃を構える姿は、狩人さながらです😳
私の理解力不足なのか、犯人がわかったあとも動機がよくわからず。
劇中でそれっぽいことは言われますが、それだけでああも連続殺人を犯すのか。
俗にいうサイコキラーの類なのですかね🤔
サスペンス映画としては平凡な気もしますが、犯人がわかってからの暴走ぶりは一見の価値ありです👍
なんだこの、最高な映画は
華麗で趣向を凝らした殺戮に仕立て上げられていました
血がたくさん出ます。怖い映画です。
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