「戦闘モードなの」ストレンジ・ダーリン MARさんの映画レビュー(感想・評価)
戦闘モードなの
片田舎のバーで出会った男女が良い感じになるものの、実は相手はシリアル・キラーなのか!?……といった物語。
全6章からなり、1→6と進まず、シャッフルされた展開で悪人からの逃走劇(?)を見せていく。
序盤から不穏なBGMと、少し前時代的な印象の映像が良い味。主人公の女性が男から命辛辛逃げるも…ん?これは…!?
成程、分かってみればシンプルと言えなくもないが、しっかり意表を突かれましたね。
ちょいちょい冗長に思えるシーンなんかも、この真実を知ってから考えれば確かに必要な描写だったな〜と思えるし、それにはこのシャッフル展開がマストだし、殺し屋から逃げ続けるだけというストーリーにしっかり幅を持たせてるのはお見事。
まぁそれでも、コレだ!!というモノがあったかと言えばそうでもないが、小分けにされていることでサクッと観終えられる印象だし、二丁目、三丁目が…!?の最後の最後は緊張感MAXだし、何より表情の業が強すぎて惹きつけてくれる。
そう言えば、こっちもあるぜ!!のおっさんは結局何の介入もなかったのかしら?
血がブッシャー…はあるものの、それに苦手意識がなければ、空いた時間にスッと観るにはピッタリの作品では?…と思わせてくれた作品だった。
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