「すごかった」ストレンジ・ダーリン 吉泉知彦さんの映画レビュー(感想・評価)
すごかった
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主人公の女が被害者だと思っていたらとんでもなくて、しかし彼女自身どこまで自分が望んでいるのか、病理でそうした行為に及んでいるのか線引きが分からない。悪魔みたいな画像が現れて殺さなければならないと思うのだろうけど、その手前に男とどうかなるのは悪魔関係あるのだろうか。苦しそうではあるし、気の毒な感じがして、好みとしては殺人大好き人間が大暴れする方がすかっとする。
彼女が逃げ込む老ヒッピーの家がすごくいい。経済的に成功しているようで、豊かな生活ぶりがうかがえる。特に料理ででっかいバターを使って目玉焼きを作るなど、贅沢だ。しかし、その後いろいろな食材をハンバーガーに詰め込んで台無しだ。助けた相手に殺されるのはたまらない。
フィルム撮影だそうで、70年代の映画のような空気感だ。
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