「シンプル勝負は嫌いではないけど」ストレンジ・ダーリン カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)
シンプル勝負は嫌いではないけど
「なるほど」とは思ったが感動するまでにはほど遠かった。
あまりにシンプル過ぎて、そりゃそういう見せ方すればそうなるよなあ、というだけだった。
いくつものベクトルの違うストーリーが複雑に入り組んで、最後に実は全てこう繋がってましたというお話は今までたくさん観てきたので。
脚本能力の問題か、敢えてシンプル路線で勝負に出たのかはわからないが、自分には致命傷を喰らうほど深いところまでには刺さらなかった。
また、せっかく男性をデーモンという設定にしたにもかかわらず、女性もまあまあそう言うタイプに見えてしまう様にした演出には不可解さしかない。
途中途中で流れる爽やかな女性の歌のBGM(フォークソング?)は不思議な事に凄惨なシーンとマッチしており、いちいちやり切った後みたいな感じで流れるのでギャグ的に使っているとしか思えなかったw
それにしても音量が異常に大きかったのは劇場のせいだろうか?
とんでもないボリュームで不快さしか感じなかったのでもう少し考えて欲しいと思った。
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