「またまた日本映画の新星現る、な感じ」見はらし世代 ONIさんの映画レビュー(感想・評価)
またまた日本映画の新星現る、な感じ
おしゃれな映画だった、と言ったら失礼か。オープニングからエンドロール隅々まで行き渡った新世代感。日本人だから日本が撮れるということでもなく、東京生まれだから東京が撮れる訳でもなく、やはりこのような感覚の世代であり育ちなのだと思う。撮影は古屋幸一。chimeの人か。
日本映画にはあんまりみない「私映画」(本当かどうかはわからないが)をフィクションで構築。描かれる時間に比べて中身の濃さはそれほどないのかもしれない。言ってみたらもっと短時間で済むだろう。なのだけど、端々に面白さを感じる。各世代の配役も他の作品に出ている時と違うもの感を受け取れる。もちろん風景も。
よく考えたらまだ20代の監督なので逆に伝える物語にくらべて見せる手段の面白さは充分ある。そこに立ってるなーと、思うと突如としてはじまる吉岡陸雄劇場も爆笑もの。その前をさーっと横切って別の世界に移っていく同僚の女の子などはやはり面白い。
日本の若手監督は粒揃いだと再認識。
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