「監督の体内時計は遅く、その辞書に「辻褄」という言葉はないらしい。」見はらし世代 島田庵さんの映画レビュー(感想・評価)
監督の体内時計は遅く、その辞書に「辻褄」という言葉はないらしい。
ワンカットが「芸術的に」「リアルに」長く、
ストーリーと無関係のカットが「芸術的」で「リアル」
と、監督は思っているのかもしれないが、
その実、
ワンカットは無駄に長く、
無駄なカットが多過ぎる。
たとえばラストのカット、
登場するのは、なんと
ストーリーとは全く無関係の若者エキストラ4人。
渋谷でループに乗りながら、蕎麦食った話をしている。
――開いた口が塞がらない。
こわいのは、監督がこれで満足しているということ。
(これ、海外の人は、登場人物と勘違いする可能性があるんじゃないかな)
台詞もステレオタイプで、
感動するポイントも
笑えるポイントもない。
そして
辻褄が合わないところ多数。
いやそもそも、合わせようとも思っていないのだろう。
今までレビューの最低点は☆2つにしてきたが、
あまりに酷いので、
ここは特別に、☆1つを差し上げましょう。
なお「見はらし世代」というのは、
もともと予定していたタイトル「新しい風景」の
英訳Brand New Landscapeの
「意訳」なんだそうな……ナニソレ
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島田庵さんのコメント
2025年10月13日
>ゴエちゃんさん
始まって10分くらいで、
あ、これやばい、これから2時間近くを有意義にするには、睡眠に当てるしかないかー、
と思って目をつぶってみたりしたんですが、
居眠りできない性質で、やむなく最後まで我慢しました。
でもたしかに、見てない部分があってもあんまり影響なさそうですね。


