「感想にならない」恋に至る病 しろさんの映画レビュー(感想・評価)
感想にならない
俳優の目、声、カメラのピント、光、環境音、衣装、天候、あらゆる面で計算されつくしていて観客を誘導するような作品だと思う。その一方でストーリーはどうとでも取れる、観客に委ねられているように感じた。無意識までコントロールされるような体験と、とらえ方次第で何通りも答えが出てくる思考の沼がまさに「病」のようで鑑賞後から憑りつかれた気分。
この作品をどう説明しても説明しきれないような形容しがたい感情で感想にならない、とにかく観て感じてほしい。複雑で無図解しいけどそれが良くて。
私はそこに至るまでの恐ろしいくらい純粋な愛だと思う。
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