DROP ドロップのレビュー・感想・評価
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「ハッピー・デス・デイ」の監督作!なら必見! 突然の脅迫、限られた空間でのサスペンスが面白い
当初、普通のC級サスペンスかとパスしようと思ってましたが、あの「ハッピー・デス・デイ」&「2U」「ザ・スイッチ」の監督作と知って慌てて鑑賞。
鬼滅の絨毯爆撃上映のしわ寄せのせいか満席でした!
マッチングアプリで知り合った相手と高級レストランでの初デート中。
届いたDROPのメッセージで息子を人質に脅迫され、只の一般人(実は理由があった)なのに突然殺人を強要される恐怖。
主にレストラン内の半径15メートルと、リモート監視カメラ越しの自宅だけで進む、犯人捜しのサスペンスが面白い。
その中で描かれる登場人物たちのキャラクター描写も上手い。デート相手がイイ人で救われる。
それだけに、ラストの自宅バトルは、やはりちょっと余計だったかもしれないが、閉鎖空間でのバトルの後、一気に屋外に出てのカーアクション、すでにボスがいない覆面男との大乱闘の解放感は、それはそれで良かった。
このくらいサクッと観れて、「嫌に感じるところが特になく」気持ちよく気楽に楽しめる作品が意外と少ない。もっともっと観たいです。
監督の次回作にも今から期待大!
ちょいドキハラの低刺激。
緊張するからまずは軽くワインでほぐして。
慣れてきたらテキーラでガツンと行っとくか。
そんな感じに展開もちびちび進んで一気にクラクラするように流れます。
道具は最新機器でも中身は古典なベタベタです。
でも十分楽しめます。
刺激を求めている方には足りないでしょう。
しっかし向こうのお家は広いなぁ。
妹と子供…
正直もっとくだらないかと思っていたので、罪を着せられるのが目的だったと知ってストーリーに少し感心してしまいました笑 しかしエアドロップ、さっさと切ったら全て片付いちゃいますね!
ただ本当に笑ってしまったのは、相当ボコボコにされた挙句お腹を撃たれた妹さんがなんかアメリカンジョークみたいな事言いながら階段降りてきてハッピーエンディングに向かって終わっていくところ。不死身?ホラーってここなの?みたいな。
防弾チョッキは着てなかった筈だしねえ…
子供の銃のくだりはもう見なかった事にしても、ここどうなんだろうと。
ハラハラドキドキ!
NYガールズダイアリーで知ったメーガンフェイヒーが
相変わらずお綺麗でした!
小さい息子をもつ未亡人の女性がマッチングアプリで知り合った男性と初デートでレストランへ
ある不審なエアドロップから恐怖が始まる
息子を人質にとられてしまった母親はどう動くのか。
レストランの中で繰り広げられるミステリー
エアドロップを使った犯罪はとても斬新で
今時だなあって思った。
ただ、初デート相手の男性はなぜ彼女を信じたのか
そこだけがとてもひっかかりました笑
実際、初対面であんなに理解力ある人いるか?
毒を飲ませなかったのに、なかなか指示に従わなかったのになぜ息子は無事なのか。犯人さんは優しいなあ笑
ハラハラドキドキはしだがなんで?って部分が多かった。
でも、最後のメーガンフェイヒーの笑顔に癒されました笑
なんだかんだ見て損はない映画です!
私はこの映画好きでした!
キャストが良い!💖
脇の脇まで良いキャストたち!監督さんの人徳なのかなあ(*^^*)
『ハッピーデスデイ』の底抜けに怖くてハッピーな感覚が好きで、朝7時40分の回(某鬼アニメに追いやられ笑)観に来ましたが、超大満足!!!!!
パンフレットで監督さんのインタビューにもあったように『少し大人になった』作品に感じました。
トラウマを克服する前向きな内容、ワンシチュエーション(+1)、緊迫と主人公の機転、応援したくなる出演者たち、落ちていく小道具たちのオープニングクレジット、後半のアクション、そしてラジコン!!!からのハッピーエンド、と、いやあ、映画館でたっぷり楽しませていただきました!
ボクは特にバーテンダーのカーラがお気に入り🎵あんな頼もしいバーテンダーがいるバーなら行ってみたいな🎵
最後に一言。
『妹、タフ❗️👍』笑っ🤣
SHOTS
スマホのドロップ機能を用いたシチュエーションもの。
次の用事までの隙間時間にジャストミートだったので飛び込みで観たのもあってあらすじほぼ知らずでした。
前半のかったるさは前振りの如くの勢いで巻き返していく後半が超楽しく、前半もバッチリ繋がっており、時間もコンパクトにまとめられながらド派手な絵面もあったりとでとても満足できる1本でした。
日本でいうところの「スマホを落としただけなのに」のスマホを落としてない、けど機能をうまく使われているといった感じで大雑把ながらもエンタメには仕上がっていて良きでした。
マッチングアプリでマッチングした男性と食事をするために高層階のレストランへ向かったバイオレットがスマホのドロップ機能で脅され、その男性をどうにかこうにか殺さないといけないという状況になるというある種の密室空間でのハラハラ感は満載でした。
ドロップ機能でいちいち送ってくるのはめんどくせーなとは思いつつも、頻繁に送ってきすぎてワンチャンバレかねないし、バイオレットがかなり目配せしていたからバレるで?と思ったり、スタッフが陽気すぎてちょい邪魔に感じてしまったりと前半はかなり思うところがあって大丈夫かな、持つかな?なんて思っていました。
SDカードをぶっ壊せーとか薬を盛れーとかまどろっこしい時間が多くあるのも特徴的で、犯人サイドがそういう人を雇ってやりなよなんて思ったり。
ただ徐々に犯人サイドの考えが分かってきてからのバイオレットの機転の利き方が冴えてきだしてどんどん面白さが増していきました。
ジジイが黒幕だと分かってからのスピード感が凄まじかったです。
煽り散らかすジジイにカウンターを喰らわせたかと思いきや、ジジイもバリバリ対抗してくるし、かと思ったらバーテンダーのお姉さんが加勢してくれるし、かと思ったら窓際までジジイを追い込んでどうするんだろうと思ったら高さを活かした風速でジジイを地上まで突き落として叩きつけるとかいうド派手な絵を見せてくれて心の中の少年が狂喜乱舞していました。
そこから爆速で自宅に帰ってもう1人の犯人をぶっ倒すパートの室内アクションは見応えがありましたし、だいぶやられているであろう妹もめっちゃ応戦してくれますし、息子が最後の最後で特大のアシストを決めてくれたりと見応え満載で思わず拍手してしまいました。
めちゃめちゃハッピーエンドで終わっていくのもスパッと1本終わったようで個人的には満足度が高かったです。
こういう小さい規模ながら絵面がド派手な映画もたまんないっすね〜となりました。
鑑賞日 7/15
鑑賞時間 16:05〜17:55
合理性を求めてはいけない
純粋に緊迫感だけを愉しめばいい…のか?
だったらハッピーデスデイのように徹底的にふざけた設定にしておけばいいのだが。
それにしても、これだけコスパが悪く成功確率の低い殺人も珍しい。
犯人は深く傷ついた女性を再び愛に向かわせるためだけに、異様に手の込んだ殺人計画を立てた…なんてことはあり得ない
最先端技術の引用と危険性喚起のリアルタイムストーリー
ラスト20分の見ごたえは有りましたが、全体的にはごく普通の「巻き込まれ系・考察系」エンタメ作品でした。
面白かったとの印象は残念ながら持てなかった。
レストランの高級感ある故のリラックスした音楽や空間と、緊張感のある状況のバランスがうまく融合せず、眠気にも襲われてしまいました。
残念な理由は主に以下の通りです。
まず、「ドロップ機能」を理解していないと、感情移入するまでに無駄な考察を抱えながら見続ける時間が有った。
そして、バイオレットを「暗殺」の実行者として確定した犯人側の危機管理があまりにも曖昧だった。
標的(バイオレットもヘンリーも)が一般人だったら、思い通りに動かない不測の事態の危険性が大きすぎるはずだし、バイオレットの抵抗方法と抵抗の諦め方(いったん冷静になる)も、ヘンリーの気が付く範囲と気が付かない範囲(命が狙われる危機意識が薄すぎた印象)のバランスなども不可思議に思え、犯人の脅しも緊迫感や恐怖が曖昧で観入ることができなかった。
過去のトラウマと人質がバイオレットのすべて(危機意識の向き方やどう行動するか)をコントロールする要とし、犯行を完遂しうると結論付けたブレインがあまりに無謀だし、対処方が杜撰だと思えた。
同時に、一般人でしかも過去の出来事から息子を命よりも大事にしている人物像の人間が、事態に対してあまりに冷静に(意識ではなく行動そのもの)様々な対応をしていたことに疑問が生まれた。その行為はITに支配された現実感ではあまりにも普通な試みなので、犯人にばれるリスクが高すぎる。
「錯乱」で処理しては成立しない物語だし、そんな人物だったら「救援要請」がことごとく失敗してしまったら、暗殺実行をすると思う。なので、そんな主人公を上手く牽引する第二の主人公的な登場人物が必要だったかもしれないと思えました。
本来ならあっさり息子が殺されててもおかしくは無かったと思えるが、結局そんな事態に度々直面した犯人側の行動がどこまでも優しすぎたので、標的以外殺したくない気持ちが強すぎるような気がする思いが私の中で強く芽生えてからは、物語の緊迫感がさらに薄れてしまった。
似たような作品では私の中では「ニックオブタイム」を連想しました。
「ニックオブタイム」の方が、巻き込まれる理不尽や犯人の目を盗んで必死に抵抗を繰り返す手法と見せ方、犯人側の人質の扱い方、フィクションなりの理にかなった行動やラストの緊張感が上手かった。
もう一つは「フォーンブース」。
「フォーンブース」も絶賛するほどの緊張感や臨場感が有ったわけでもないのですが、小空間のクライムサスペンスとしてはまだ「フォーンブース」の方が緊張感は有ったと思えます。
妹は途中で報復として殺されたのかと思いきや気絶していただけだし、その妹の回復の時間軸も都合がよすぎだし、最後の最後に犯人が息子と妹を手にかけようとしたラストの息子の逃亡や妹の対応、犯人の射撃の下手さ、バイオレットの救出に向かう時間的に到着が間に合うのかどうかの問題や危機感も、ちょっと勢いまかせで臨場感が無かった。
結論的には、あの小空間(レストランと自宅)で、最先端の技術や機器を犯人に支配されていた状況下のクライムサスペンスとして物語の構成をうまく成立させる事が、かなり難しかったのかもと思えました。
犯人考察に対するネタばらしも、「実はそう見せていた」を思い起こさせ驚かせるような映像がひらめかなかった。
なので、ご都合的な展開に見えてしまいました。
暴露阻止をする巨大組織?としての犯人側の関係者人数や最先端機器による支配的な知能犯行を思わせる描写も物足りなかった。
ラストのアクションや見せ方は面白かったので、あくまでエンタメのよくあるクライムサスペンスとしては、面白いかもしれません。
個人的には、普通のエンタメ物語でした。
DROP ON
ドロップ機能というものすら知らなかったが、設定が面白そうだったので鑑賞。
有効範囲から同じレストラン内の客や店員が全員が怪しく見えて…という緊張感はなかなか。
ただ、犯人の行動はツッコミどころ満載。
まずいくつもの監視カメラや盗聴器から主人公に気付かれず監視を続けるのがベリーハード。
助けを求めようとする主人公を確認してから行動に移すまでにメッセージで制止する異常な早打ち。
相手の女性は仕込み(まさか本当にデートしてないよね)だろうが、振られて目立つ意味は?
それ以前にわざわざ主人公に接触した理由は??
通報を取りやめたのにピアノマン殺したら、警察が来たりヘンリーが場所を変えるリスクが増えるだけなんだが。
動機のない主人公に殺させるなら事故死に見せかけても怪しさは大差ないし、後者の方が手軽じゃないかな。
主人公は主人公で、SDカードを盗めという指示に対して何故か中身まで確認する。
すべて監視されていると分かってからも迂闊な行動を取りまくり、なかなか懲りる様子がない。
更には自宅に仲間がいるのにレストラン側の犯人(これも一人とは限らない)を直に告発。
挙句に毒が効く前にネタバラシする阿呆さ加減。
お札をサラダに仕込めたことからスタッフ側にも共犯がいなきゃおかしいが、何もなし。
予告見て「どうやったらこんな状況になるんだ」と思ってたが、ビルからの落下は撮りたかっただけだよね。
ヘンリーさんいい人過ぎるしタフ過ぎる。
バーテン女性や妹もめちゃくちゃ身体張ってくれてるんだから、息子以外ももう少し気にしてあげてくれ。
見てる間はハラハラしたし、設定もラストの雰囲気もよかったので、脚本をしっかり詰めてほしかった。
ドロップってそういう意味だったのか。
すんません、私も比較的アナログ人間でして。ドロップってのがよくわかっていないんですけど。作品は面白かったなぁ。見事なまでに出て来る俳優さんを存じなくて恐縮ですけど、みんな善人にも悪人にも思えてくるという。個人的にはウェイターさんとかバーの女性とかピアノマンが犯人でなくてホッとしました。サクッと見られる娯楽作ですね。
怒涛の展開‼︎ハラハラドキドキが止まらない‼︎
誰が犯人なのか予想しながら観てたけど
分かんなかった‼︎
この手の作品は全員怪しんじゃうから
ラストはビックリした‼︎
犯人が分かるまで退屈という事はなく、犯人からの要求をどう対処していくのか、どう助けを求めるのか、犯人は誰なのか予想していくことが面白くずっと観入ってしまう‼︎
さらに主人公の過去がだんだんと明らかになっていくのも面白く、それがさらに作品に入り込めるようになっていました‼︎
犯人からの要求を背景に映し出すのは良いなと思いました‼︎
あのメッセージの量をいちいち携帯画面を映してみせていたらテンポが悪くなりそうだったけど背景に映し出されることでテンポ良く話が進んでいました‼︎
印象的だったのはトイレの壁が家の監視カメラの映像になる所
その事しか考えられなくて本当に焦っているのが伝わってきました
さらに犯人が判明してからの怒涛の展開には目が離せません‼︎
ハラハラドキドキ‼︎緊張感の連続‼︎
バイオレットが落ちそうになる所の迫力も凄かったし、車で走ってる時の緊張感も凄い‼︎
家に着いてからも目が離せない‼︎
最後はバイオレットの子供が超カッコよかったです‼︎親子のチームワークが最高です‼︎
犯人は今までドロップを使ってバイオレットを追い詰めてきたのに最後には自分がドロップしてやられてしまうのも皮肉が効いてて良いです‼︎
終わり方もザハッピーエンド‼︎でめちゃくちゃ気持ち良く終わります‼︎
家族のこれからが幸せになることを願います‼︎
ク○ぉ~、いつもながら犯人分からんかった。けっこうハラハラした。
レストラン入り口で最初にぶっかった男をはじめ、みんな怪しく思えて来る。
あげくは、レストラン貸しきって、初デートの相手も含めて皆んな犯人とグルなんじゃね?なんてアホなこと考える始末だが、さすがに、それはないわなと思い直す (^^)。
まさかデート相手に帰られたしょぼいジジイが犯人だったなんて驚きだよ。コイツはまったくノーマーク。
そうか、デート中にバイオレットのほうばっか見てたから、「失礼な男ね (*`Д')」と言われてたのか。
てっきり男尊女卑なこと言って切れられたんだろうとか考えてたよ。犯人を示唆するヒントだったなんて丸っきり考えなかった
まあ、後で考えてみたら、コイツが犯人じゃなかったらデート相手に帰られた場面なんて、無くてもいい話だから、逆に「アレ、何か意味有るのかな」って考えなきゃいけないんだなと思った。
ビルから落ちそうな場面とか、坊やと妹が危ない場面はハラハラした。妹は殺されちゃったと思ったら、急所は外れててヤレヤレだ。
妹が黒マスクを後ろから刺すとこなんか、
「あーもう、刺す前に声出すじゃない」とか「背中じゃ肩甲骨あってダメだろ、腹とか首を刺すんだハラとかクビを、ドラマで悪いヤツがよく言ってるだろ」と、思わず妹にダメ出し (`Д´)/ 。
妹が黒マスクの足を刺してすぐに逃げたとこも、
「なに逃げてんだよ、トドメをを刺すんだよ、トドメを」なんてけっこう盛り上がった (^^)。
あと、たかが市長の悪さの隠蔽な割には、やることが大がかり。
国家機密とか大臣クラスの話じゃないとネ。ねえ。
アナログからの反撃
気づけばクリストファー・ランドン監督の作品を観るのも4本目である。
「笑えるホラー」の帝王とでも言うべき監督だが、今回は笑いの要素はなし。どちらかと言えばヒューマンドラマに重きを置いたサスペンス作品に仕上がっている。
半径15メートルの距離で絶えず自分を監視している謎の犯人からの脅迫を受け、初デートの相手を殺さねばならない状況に追い込まれていく主人公・バイオレット。
巻き込まれ型サスペンスの王道とも言うべき脚本の中で、バイオレットという人物のバックグラウンドがちゃんと描かれて、なおかつダラダラ長くないところが良い。
ストーリーを転がす為に必要なパートと、バイオレットの心情や過去を開示するパートが同時に成立するように、巧みに計算された脚本は流石の一言。
前半に登場する小道具や過去の体験が、後半まるっと回収されていく様も小気味良い。
サスペンスのネタを長々説明するのは無粋なので最小限に留めるが、デジタルツールを駆使してバイオレットを追い詰める犯人が、「ベテランバーテンダーの目」というアナログな視点を見落としていたことで反撃される、というプロットが秀逸である。
アプリやネットワークの発達で、色々なことが効率的になった現代だけど、人間そのものの複雑さが失われたわけじゃない。
他人に「見られる」ことを意識したデジタル世界の中ではわからない、実際のやり取りが持つ情報の豊かさは今でも健在で、それは実際に相手を見て、話を聞いて、そして自分の磨いてきた感覚で察知するものなのだ。
ラストシーンでバイオレットがとてもリラックスしてヘンリーを見舞うシーン、高層階のファインダイニングとは程遠いテイクアウトのファストフードでも、2人は幸せそうである。
お互いがどんな人物か、本当の意味でわかりあえて一緒に小さな希望に向かって歩み出すようで、心温まる印象的なエンディングだったと思う。
「ハッピー・デス・デイ2U」ほどの盛り上がりはなかったが、単なるサスペンスとは一線を画す秀逸な脚本と、計算によってスリルを盛り上げる映像のコラボレーションが素晴らしい。
今後も作品が楽しみな監督の1人だ。
設定は◯、オチは☓
全体を通して演出が過剰な点は気になりましたが、そこは大目に見たとして、序盤から中盤にかけては、どうなるんだろうという期待感から結構楽しめました。また、ラストもめでたしめでたしで良かったと思います。
しかしながら、肝心のオチに無理があり過ぎると思います。犯人に不利な証拠とそれを握っている人物を消すために、何であんな芝居がかったことをする必要があるのかさっぱり分かりませんでした。あれで、主人公が指示通り殺すことに成功していたら、彼女と子供も殺すつもりだったのでしょうか?殺す人数が増えるだけで何にも得しないと思うのですが…
そう言う訳で、そこそこ楽しめはしたものの、オチに全く説得力がないため減点です。
キャストの皆さん演技は良かっただけに残念です。
後半のどこかでドロップキックが炸裂するのかなと思ったが、そんなことはなかった
2025.7.14 字幕 TOHOシネマズ二条
2025年のアメリカ映画(95分、G)
メッセージアプリにて脅迫を受けるシングルマザーを描いたスリラー映画
監督はクリストファー・ランドン
脚本はジリアン・ジェイコブス&クリス・ローチ
原題の『Drop』は映画内で登場するアプリ「Digi DROP」のこと
物語の舞台は、アメリカ・イリノイ州シカゴ
セラピストとして5歳の息子トビー(ジェイコブ・ロビンソン)を育てるバイオレット(メーガン・フェヒー)は、夫ブレイク(Micheal Shea)から暴力的な迫害を受けてきた
今ではシングルマザーとしてトビーと暮らしているが、時折、彼女の夢にブレイクが登場していた
ある日のこと、マッチングアプリで知り合った写真家ヘンリー(ブランドン・スクレナー)と会うことになったバイオレットは、妹のジェン(バイオレット・ビーン)にトビーを預けて、高級レストランの「PALETE」に向かうことになった
「少し遅れる」というメッセージを受けたバイオレットは、レストランのバーカウンターで時間を潰すことになった
そこにブラインドデートの相手だと勘違いした老紳士リチャード(リード・ダイヤモンド)がやってきて、さらに専属ピアニストのフィル(エド・ウィークス)までもやってきてしまう
バーテンダーのカーラ(ガヴリエル・ライアン)は呆れながらも、バイオレットをフォローし、会話を楽しむことになった
物語は、ようやくヘンリーが姿を現すものの、それと同時に「Digi DROP」というアプリにてメッセージが送られる様子が描かれていく
ヘンリーは別のアプリ「Air DROP」を使っていたが、そのアプリは半径15m以内にいる登録者にメッセージを送れるというもので、最初はインタネットミームを使っての冗談のようなものだった
だが、相手は自分のことを知っていて、さらに息子のことや、家に遠隔監視できる監視アプリを入れていることも知っていた
指示通りに家の中を覗くと、そこには覆面をした黒づくめの男がいて、トビーとジェンが危険に晒されていることがわかった
相手の要求はヘンリーのカメラに入っているSDカードを盗むというもので、隙を作ってカメラに手を伸ばしたバイオレットは、そこに市長の不正の証拠などが記録されていることを知ってしまう
なんとかしてSDカードを抜いたバイオレットは、それを持ってレストルームへと向かう
カードを処分したバイオレットは、その場所にもメッセージが送られてくることに気付き、盗聴器があるのではと探りを入れていく
さらに、店中にもカメラがあることに気付いたバイオレットは席を変えることを提案するものの、その行動にも制限がかかり、やむを得ずに指定された場所で次の指示を待つしかなかったのである
映画は、閉鎖的なシチュエーションスリラーで、レストラン内でほとんどが完結する流れとなっていた
このレストランは既存のものではなくすべてスタジオに作られたもので、外観に関してはアイルランドのダブリンにある「The Convention Center」が使われている
アプリ自体は架空のものだが、同じように近距離にいる登録者にメッセージを送信できるものがあるので、そこまで絵空事でもない
ただし、映画のように「その場にいるほとんどの人が入れて登録している」と言うことはほぼないので、かなりファンタジー度合いが高い
物語は、冒頭で示されるように、バイオレットと夫の間で何かしらの出来事があり、そこで夫が死んだことが仄めかされている
彼女が収監されていないことで何らかの判決が下りているのだが、それが何なのかは明示されず、おそらくは事故か自殺で片付けられている
だが、犯人はそのことも知っていて、状況的にはバイオレットが殺したとも考えられ、夫家族が判決に納得しているのかはわからないということを嘯いていた
ぶっちゃけると、状況を楽しむだけの映画で、後半のトンデモ展開もギャグ要素になっている
そのシーンまでほとんど動きを出せなかったゆえの反発のような後半は、カメラワークも凝っていて、それまでの鬱憤が晴れるような内容になっていた
プロット的には一捻り欲しいところだが、これ以上凝るとややこしさが増すと思うので、これぐらいあっさり風味の方が良いのかもしれません
いずれにせよ、作品の世界観に入り込むにはハードルがある感じで、アプリ自体が類似品も含めて日本ではほとんど流通していないことが問題のように思う
FacebookやInstagramなどをインストールしていれば、その場にいる相手にメッセージを送れるみたいなものだが、さすがに危なすぎて利用する人はいないと思う
また、ヘンリーや店員などがバイオレットの異変に気付いているのだが、SOSを仕掛けるネタが少ないようにも思える
犯人に関しては「もう少し捻りなさい」と言わざるを得ないものだが、徐々に「その席に座ったが最後」というのがわかる構成はうまいと思う
だが、犯人がうっかりと口を滑らせるコメディ展開はズッコケ要素で、「毒」の扱いについても「他の犠牲者への効能」を考えると、あの場所でわからないのはおかしいと思う
なので、そのあたりのガバガバさも含めて、笑い飛ばすコメディスリラーだったのかな、と感じた
スマホにドロップしただけなのに
スマホのドロップ機能を使った密室サスペンスで、なかなか面白かったです。息子を人質に取られた女性が、スマホのドロップを通じて犯人に色々と指示されるのが不条理な怖さがあり、舞台もほとんどレストランの中と言うヒッチコック的なサスペンスです。メールと違って近距離で使うドロップを使っているので、犯人一味は近くで監視していること、主人公はデートの相手やレストランの従業員に気取られないようにしなきゃならないことがサスペンスのキモです。一応お話しは面白く最後までダレずに観られるけど、犯人のメッセージに対する主人公のリアクションが不自然すぎで、よくデートの相手から振られないもんだと感心するほどです。また、犯人からのメッセージを大写しで表現する演出も何度も使うと、一歩間違うとコメディになってしまいます。犯人グループが彼女をターゲットにした理由もイマイチで、もうひとひねりほしかったです。役者さんは、みなさん知らない人ばかりでした。
鑑賞動機:あらすじ3割、『ハッピー・デス・デイ』&『2U』7割
現実でお話しを展開させるなら、もっと細かいアラは潰して欲しい。HDDやスイッチのような非現実的要素がある中でのお話とは違うので、もう少し色々と説得力が増すような理由づけが欲しい。
息子のためというのもあるが、考えて切り抜けようとする姿勢には好感を持った。
難点は犯人がほぼ誰でも成立しそうなところ。手間をかける必要がある理由を、それこそ手間をかけて考えて欲しかった。もったいない。
ひねりなし
予告編の「レストラン内半径15m以内の何処かにいるの脅迫犯に、自宅の家族を人質に取られ、目の前の男を殺せと脅迫される。」というプロットに惹かれて鑑賞。
その通り犯人は15m以内にいたし、人質も取られたし、目の前の男を殺すよう脅された。
当初追い詰められていくものの
しかし、脅迫犯も結構あっさり発見・排除。
家族を人質にとった側の犯人も自宅に急行し、サツガイ。
殺せと言われた男は無事。家族も無事。黒幕逮捕。
目を引くプロットとは逆に、実に捻りのないストーリーに拍子抜け。
バストショット多めの絵作りもマイナス点。
もうちょい何とかならなかったのか。
怖くなくてラッキーでしたー
ポスターヴィジュアルだけで映画館行きました。
始まって製作会社のロゴ?みたいなのが出てくるのに
ブラムハウス
えーホラーじゃないのー
てなりましたが、drop機能が出てきた瞬間、メインプロットが分かって
これはたのしそう♪とビクビクがワクワクに変わりました!
自宅の殺し屋が二人組でないとことか、至近距離で小娘一人仕留められないとか、
テーブルでチェスに「仕事」をなぞらえてた策士っぽい主犯のくせに先読みできてない点とか、証拠の保全とか、いろいろありますが観てる時には、そんなの気にならないですね
ドキュメンタリーじゃないから。
いいストーリーテリング、演出がしっかりしてる。
いちばんいいとこは、観てるこっちが生き残ってほしい人がちゃんと生き残るとこ。
ヘンリーかっこいい、最初スコットイーストウッドかと思うほど好み顔でした!
バイオレットきれい、ジェンもトビーもかわいい!
4人ともまた映画館で会いましょう
主題歌はHealing by FLETCHER、笑顔のラストにぴったりでした〜
スペクタキュラーなジャンルを外せば、今年一番のストーリーです
全23件中、1~20件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。