エディントンへようこそのレビュー・感想・評価
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エディントンへようこそ(映画の記憶2025/12/16)
アリ・アスター×A24ということで、観に行くと。ストーリー的にはまとまってはいるが、ハッピーエンドしか受け付けない方にはオススメしない。いつものアリ・アスターと認識して行くことをオススメ。
この話事態がスリラーなのだが、それを演出し、さらなるホラー仕立てにするのは流石。
ボーの時のホアキン・フェニックスも良かったが、引き続きダメおじキャラ炸裂。
あの頃のエマ・ストーンはいないがお姉様になった今のエマ・ストーンもなかなかお綺麗。
最初から最後まで音演出にこだわってたな。なんか80年代スリラーとかホラーっぽい(もうちょい前かも)
ボーみたいな詰め込みはない感じだったが、テンポがゆったり感あったから話に入り込めない人は退屈かもね。
(個人的評価6点/10点中)
ホアキンが出てるからだけでなく 良くも悪くも異様なこの質は覚えがあ...
エマ・ストーンに精彩なし
何見せられてんだオブ・ザ・イヤー
いい意味でも悪い意味でも「何見せられてんだ」状態。
なんとなく言いたいことは伝わってくるものの、そこは流石のアリ・アスター。全方位に皮肉や嫌味を効かせ過ぎて、もはや、何が何だかww
現代アメリカの社会の闇というか、膿を出し切る感じのパワフルさ。
ハッキリ言って訳わからないし、gdgdな展開も多いし、至る所で理解できてないんだけど、最後まで魅せる剛腕ぶりもまた楽しいし、すんなり終わらない不穏なラストもいい。
少し時間を空けてもう一度映画館で楽しみたいなぁ
私だけじゃなかったかぁ〜
中盤は睡魔との戦い、起きてても寝ててもよく分からないというか、どうでもいいというか。。。
展開がスローテンポな上に、マスクだけでなくあーだこーだぐちゃぐちゃう個人的地域的人種的なアメリカの諸問題を片田舎で繰り広げ。。。銃ぶっ放したり、集会、暴動で目が覚めるが、で、そっから先が中々進まないというか宙ぶらりんいうか。。。後半は一気にランボーになりました。
アメリカを皮肉った映画でした。
意味が分からないと不快感しか残らない作品
この映画には共感も、救いも、カタルシスもない。
だが、当時のアメリカの空気感、登場人物が実際に起こしそうな行動、そしてカウボーイ映画という枠組み。そのすべてが一つの射程に収まっている、極めて珍しい作品だ。おそらく、この三要素のどれか一つにでも興味が持てない瞬間、この映画は退屈になってしまうだろう。
監督は『ミッドサマー』のアリ・アスターで、「この物語には本物の悪党が登場する」と語っている。本作には多様な価値観を持つ人物が多数登場し、誰か一人を単純に悪と断定できない構造になっているが、私はその中でも自己肥大に注目したい。情報源の真偽を確認しないまま、自分の判断こそが正しいと信じ切ってしまう現代の病だ。ネタバレは避けるが、ある主人公の決定的な判断は、まさにそれと重なって見えた。それこそが「本当の悪」なのではないか、監督からそう問いかけられている感覚が鑑賞中ずっと消えなかった。
だからこそ、物語をどう着地させるのかが気になり、途中から一瞬も目を離せなかった。この感覚を共有できる人には強く刺さるが、そうでない人には、そもそも何を巡って争っている映画なのかすら分かりにくいだろう。万人向けではない。本心では、自分は尖った感性を持っていると思っている人に勧めたい作品だ。
補足として、ジョージ・フロイド事件以降、暴動とともに、公園の中で小さな銃撃・射殺が多発した。この事件は間違いなく本作に影響を与えていると思う。
これからですよ。
アリ・アスターファンとして、正直に言います。
1回目見たとき、寝ました。採点すりゃ2点です。
もう何が何だかわからんくて・・・。
でもね。
ヘリディタリーだって、ミッドサマーだってそうだったし、ましてやボーにいたっては最初???しか頭になかったじゃないですか。
それを何度も何度も何度も見返すたびに、あ、ここはこういう意味か、マジか、あそこはそうなってたのかという「発見」があって、アリ・アスターのすごさを感じていくわけです。
だから、本日2回目を見ましたけど、もう3点ですよ。
ってことは、あと6回くらい見ると、4.5点までいくはずなんです!
そういう作家なんです。
オープニングの独り言がとても重要な意味を持ってるんだろうなと思ってるだけで、わかっちゃいないんですけど、円盤が出たら「なるほど!」「そうだったのか!」ってなるんです。
そりゃお客さんは少ないですよ。
初週でこれなら大変なことに・・・って思うでしょ。
A24にはデビュー2作で200億円ほど儲けさせてやったんだから、多少の(といっても数十億円だけど)損はいいんです。
アリ・アスターの撮りたいものを撮ってもらって、悩めるファンを増やしてくださいな。
あー、難しい・・・。
アリ・アスターらしさは感じられたが····
途中までは面白かったが
自分も喘息持ちだから、マスクをすると苦しいと感じる気持ちはわかる。コロナ禍でマスク着用が義務のようになっていた世の中を窮屈に感じていた。だから本作に登場する保安官ジョーの気持ちは少しわかる。でも、俺はマスク着けなくてもいいだろうなんて主張することははばかられる。コロナ禍はそんな世の中だった。
市長のテッドはジョーの妻と不穏な過去がありそうな雰囲気。マスク着用についての意見相違だけではない確執がある。そこにデッドの不正疑惑もあるとなると、ジョーが我慢できなくて市長選に立候補という流れはわからないでもない。ただ、ジョーには全く共感できない。
そこからどんどん状況が悪くなっていく流れは面白い。ジョーの自業自得でもあるが、よかれと思ってとった行動が負の連鎖をもたらすもどかしさはちゃんと描かれていた。あの「NO PEACE」のシーン。ここまでは、なんだこれ?と思いながらもちゃんと飽きずに楽しむことができた。
そこからクライマックスに向けての流れはちょっと訳がわからない。いつの間にか大掛かりな銃撃戦にたどり着いていた。違和感しかない。そのため、前半楽しんでいたのに全体としての印象はあまりよくない。アリ・アスター監督の前作「ボー〜」よりはマシだが、ちょっととっつきにくい作品になってしまった。「ミッドサマー」も別にわかりやすい映画ではなかったか。ちょっと期待しすぎたかもしれない。
なんでこうなってしまったのか全く判らない恐ろしさ
サスペンスでもスリラーでもない現在進行形の風景映画
つまり冒頭の酔っ払いの戯言も
承認欲求を満たすSNSムービーも
意識高い系の街角のデモも
BLMに乗じた逆差別も
白人のやってきた事への歪んだ贖罪意識も
カルトの胡散臭い教祖の説法も
コロナのマスク騒動も
偽善に塗れた先住民政策も
大金持ちのアンティファの暗躍も
ヤケクソなシェリフの行動も
すべて、主観で見れば、正義で真実。
でも他者から見れば、嘘と偽り。
しかもそれらは、現実そのものというより、
誇張され、切り取られ、メディアを通過したあとのイメージだ。
そんなアンチとヘイトとデマとバイアスにまみれた世界を前にして、これじゃいつまで経っても争いの無い世の中になんかなるわけないじゃん?というコロナ禍の風景を、アリ・アスターはただ淡々と切り取っている。
正直、少し拍子抜けではあったかな。
なにせこの映画に当て嵌められたジャンルは[西部劇・コメディ]だったから。
監督が本気を出すときの“悪意”や“底意地の悪さ”を期待すると、肩透かしを食らう人もいるかもしれないけど、実はそれが狙いなのかもしれない…考えるな、感じろ。
それではハバナイスムービー!
善人の心を少しずつへし折っていく映画
とりあえずこの映画は心が健康的な時に見てほしい。
宣伝を見た時に「ミッドサマーの監督にしては珍しくドタバタ劇を描くのかな?」なんて思いっていたのだが、いざ実際見てみるととんでもない。
個人的にはミッドサマーよりもきつかった。
ミッドサマーは辺境の宗教団体というマイノリティに囲まれて、マジョリティ側が次第に壊れていくというホラーが描かれていた。
今回のエディントンは”宗教団体”の部分が身近なものに置き換えられている。
メンヘラ妻、陰謀論に染まった義母、対岸の火事しか見ない学生運動家etc。
宣伝だと主人公の保安官と市長の対立から何かが起こるという方向で語られていたので、「この二人に何か問題があるのか?」と思わせられるのだが、言ってしまうとこの映画でこの二人以上の善人はいない。
その善人の善性を試すが如く、主人公は次々不条理を押し付けられていく。
要するにこの映画は「エディントン」という用意された舞台に、クソを入るだけ詰め込んで、そこに善人を一つまみ入れた時に善人はどういう感じに壊れていくのか?というのを端から眺めるホラー作品なのである!
ラストまでマジできつかった。
というか個人的にはラストが一番きつかった。
確かに主人公も悪いけれど、そこまで追い詰める必要あったのか・・・。
と、こんな感じで最後までハートフルボッコを味わえる。
残念に思ったのはコロナ描写。
正直コロナの必要あった?というくらい薄かった。
別にそこを期待したわけではないのだけれど、ちょっとノイズになってしまった。
あと映画泥棒新しくなってました。
この町で正しいのは俺だけだ
オチはどうなる
アリ・アスター監督の世界?
依然としてハリウッド作品不足感が続く中、公開規模も地味目で興行的期待も大きくなさそうな作品だが、エマ・ストーンの名前もあるし、そもそも今週は他に観たい作品も見当たらないので・・・」という消極的動機で観賞。
【物語】
2020年、アメリカ・ニューメキシコ州の小さな町エディントンはコロナ禍の真っただ中。町はロックダウンで閉塞感に包まれる中、長年町の保安官を務めるジョー(ホアキン・フェニックス)は、IT企業誘致に熱心な市長テッド(ペドロ・パスカル)とマスク着用をめぐって対立。その諍いをきっかけにジョーは市長選に立候補する。
ジョーとテッドの選挙戦はヒートアップし、街の人々は憎悪と欺瞞が満ちたSNSにのめり込む。一方、ジョーの妻ルイーズ(エマ・ストーン)は、ある配信者(オースティン・バトラー)の動画を見てから様子が怪しくなって来る。
【感想】
良く分からなかった。
実はやや寝不足での観賞で、前半睡魔と戦っていたことも原因の1つ。が、後半は目が覚めてすっきりした頭で観ていたが結末は??? 全編パッチリ観ていたとしても、作品の趣旨が明瞭に理解できた気がしない。
観賞後”ミッドサマー”的な、A24らしい作品だと言えるのかなと思ったが、後になってまさに”ミッドサマー”と同じ監督と知り、「そうか!」と納得してしまった。俺にとって”ミッドサマー”はどんな作品かと言うと、ものすごくインパクトが有って、ホラー映画以上に怖い!おぞましいとも言える作品は決して好きではないのだが、その印象は今でも鮮烈に脳裏に焼き付いている。
この2作から俺なりの勝手な想像をすると、この監督の目指すところは、観客を感動させるとか、知的な学びを与えるとかではなく、観客の感性に訴え、記憶に爪痕を残すことのように思える。人の心に潜む闇と言うか、欲望と言うか、衝動みたいなものを表に引きずり出して描くのがこの監督の真骨頂か。
登場人物が皆独善的に見えて、不快感を覚えこそすれ、今作もとても好きにはなれないが、観客の心をざわつかせることこそこの監督の作風なんだと納得することにしておこう。
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