エディントンへようこそのレビュー・感想・評価
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アリはホアキンいたぶりがち
改めてコロナ禍の異常性を認識できた、
また、陰謀論者は勝手に1人でやってくれと思う、特に家族を巻き込まないでほしいし、スピーカーにならないでほしい。
色々な問題を提起していたが、アリアスターさんはホアキンさんをいたぶるのにハマったのかなと思った。
次はどんな奇怪な話が見られるのかワクワクする。
アリ・アスター監督らしい
お前、ただホアキンを酷い目に遭わせたいだけだろ!と突っ込みたいぐらい因果応報なラスト。
予告では新型コロナウィルス禍、小さな田舎町でパンデミックを信じる派、マスク至上主義と陰謀論者、マスク否定派が対立する狂想曲なドタバタシニカルコメディかと思えばホアキンが市長親子を暗殺し仲間の黒人保安官まで陥れる様から?が。
あんな小さな町の市長になりびっくりするぐらいくたびれたエマ・ストーンの奥さんとよりを戻したかったのかと。
パンデミックにBLMも重なりカオスとなり、なぜかアンティファのテロリストまで乗り込み、めちゃくちゃに…。
アンティファなんか実体がない自然発生的なアナーキストなのにトランプのデッチ上げみたいにしたらダメだろと。
何かアメリカの銃社会や陰謀論者にリベラルをまとめて馬鹿にしながらスベって寒いぞ!
消化不良とは言え、ハナからわかって観に来たので不快感は無し。
良くも悪くも、ひねくれもんのアリ・アスターらしく楽しんだ。
ホアキンが出てるからだけでなく 良くも悪くも異様なこの質は覚えがあ...
エマ・ストーンに精彩なし
現代進行形のホラー
この人の作品を見ていると人間は害悪でしかないと言われてるような気がする。
今作は特にそんな感じで、何を守り何と戦っているのかさえ疑問で、かつ滑稽に思えてくる。
分断の後の対立からなる結果を描いてるようだった。
人と人、コミュニティを崩壊させる分断には色々とある。コロナのような外的要因が生み出す強制的なもの。そこから生まれる疑心暗鬼。ルールへの依存。各々の価値観による分断。嫉妬、妬み、羨望に妄執する比較。自慢、嘲り、罵詈雑言。社会的地位の喪失とか、自己否定とか。噂や風評、他者からの批判。
極端に利己的な思考、権力、同調圧力。
数え上げたらキリがない。
それら全てが引き金となり得る不安定な現代。
正気を保てているのが奇跡のようにも思えてくる。
陰謀論を主張する老婆なんか最たる者で…つくづく思うけど、その説を広め賛同が得られたらどうだと言うのだろうか?情報弱者の馬鹿共を救ってやってる気にでもなるんだろうか?
「56の符号」みたいなエピソードがあって、後付けもこじ付けもいいとこで、あんな馬鹿馬鹿しい主張を本気で信じてしまう状態が理解できない。
信仰宗教だか団体の演説もそう。最もらしい事を言ってはいるが内容が全くない。その場の雰囲気で絆されそうに感じるが、映画という圧倒的な第三者目線で見ると冷静な判断もできる。反面教師ではないが学べたようにも思う。
人間には思考がある。
耳から入って脳内で変換される。
良い方にも悪い方にも。
SNSで拡散される全てのものには発信者の思惑が含まれる。善意のみで拡散されるものなどありはしない。
善意であったとしても受信者の解釈は立場や状況によって変わる。「頑張れ」って文言がいつからか応援ではなく突き放した言い方に変換されたのが良い例だ。
そもそも他者を応援する気持ちが無いと使わない言葉だと思うのだ。
頑張れと言うからには、何かして欲しい。何もしてくれないならそれは突き放してるのと同じではないか?
受信者側にこんな思考があったとして、現状が生まれてるのだとしたら勘違いしてはいけない。頑張るのは貴方だ。元々、貴方以外の人は貴方の頑張りに干渉できない存在なのだ。元々何もできない。だけど、言葉だけでも伝えたい。貴方の頑張りを見守り応援してる人がここに居るよと。どんなに頑張っても貴方の指一本動かす事はできない。貴方を動かすのは貴方自身でしかないのだから。
話が逸れた。
今作のギミックは主人公が異分子なとこにある。
彼を追うから彼目線で見るけれど、彼の行動は乱す者に他ならない。
だけど観客は彼の思考を追う。
彼には彼を肯定する理由があって、それが澱みなく繋がってもいる。この摩訶不思議さ。
人が分かり合えない根拠を示すかのようだ。
銃撃戦が始まって面食らうけど、この街自体を不当に支配する悪徳警官のようにSNSで拡散されたようだ。
それが大国の全土を席巻する人種差別や警官の不祥事、暴力などと相まって、不正を正そうとする正義の輩が襲撃にきたらしい。
まぁ、この辺はいくら何でもと思いもするが、思い込み+過度な正義+銃社会なんてものが複合的に生み出す可能性でもあるのだろう。
劇中ではテロなんて言葉でまとめられてもいた。
主人公のラストは何故か裕福になっていて…それでも幸福ではない描写が続き、全身麻痺だわ、最愛の人が寝取られて妊娠してる様を強制的に見せられ拒否権すらないし、介護はされるも孤独でしかなく、最大の不幸はそれでも死ねないって事かしら。生きてる意味も意義もないのに生かせられている。…なんか日本語変だな。
結局のところ、何を見せられてんだと困惑もするが、こうやってレビューなんかを書いてるとよく出来た脚本だったなぁなんて事も思う。
空想上の事など一つもなくて、全て現代にあるものでホラーに仕立てあげたし、ホラーだなぁと思えたので。
ラストの引き絵も意味深だったなぁ。
点在する街の明かりだったのだけど、それぞれの街で異なる阿鼻叫喚が渦巻いているような印象だった。
「NO PEACE」…まさになぁ。
アリアスター監督の正体が現世を混沌に陥れる悪魔だったとしても納得しかしないなぁ。
…そんな作品。
何見せられてんだオブ・ザ・イヤー
いい意味でも悪い意味でも「何見せられてんだ」状態。
なんとなく言いたいことは伝わってくるものの、そこは流石のアリ・アスター。全方位に皮肉や嫌味を効かせ過ぎて、もはや、何が何だかww
現代アメリカの社会の闇というか、膿を出し切る感じのパワフルさ。
ハッキリ言って訳わからないし、gdgdな展開も多いし、至る所で理解できてないんだけど、最後まで魅せる剛腕ぶりもまた楽しいし、すんなり終わらない不穏なラストもいい。
少し時間を空けてもう一度映画館で楽しみたいなぁ
私だけじゃなかったかぁ〜
中盤は睡魔との戦い、起きてても寝ててもよく分からないというか、どうでもいいというか。。。
展開がスローテンポな上に、マスクだけでなくあーだこーだぐちゃぐちゃう個人的地域的人種的なアメリカの諸問題を片田舎で繰り広げ。。。銃ぶっ放したり、集会、暴動で目が覚めるが、で、そっから先が中々進まないというか宙ぶらりんいうか。。。後半は一気にランボーになりました。
アメリカを皮肉った映画でした。
意味が分からないと不快感しか残らない作品
この映画には共感も、救いも、カタルシスもない。
だが、当時のアメリカの空気感、登場人物が実際に起こしそうな行動、そしてカウボーイ映画という枠組み。そのすべてが一つの射程に収まっている、極めて珍しい作品だ。おそらく、この三要素のどれか一つにでも興味が持てない瞬間、この映画は退屈になってしまうだろう。
監督は『ミッドサマー』のアリ・アスターで、「この物語には本物の悪党が登場する」と語っている。本作には多様な価値観を持つ人物が多数登場し、誰か一人を単純に悪と断定できない構造になっているが、私はその中でも自己肥大に注目したい。情報源の真偽を確認しないまま、自分の判断こそが正しいと信じ切ってしまう現代の病だ。ネタバレは避けるが、ある主人公の決定的な判断は、まさにそれと重なって見えた。それこそが「本当の悪」なのではないか、監督からそう問いかけられている感覚が鑑賞中ずっと消えなかった。
だからこそ、物語をどう着地させるのかが気になり、途中から一瞬も目を離せなかった。この感覚を共有できる人には強く刺さるが、そうでない人には、そもそも何を巡って争っている映画なのかすら分かりにくいだろう。万人向けではない。本心では、自分は尖った感性を持っていると思っている人に勧めたい作品だ。
補足として、ジョージ・フロイド事件以降、暴動とともに、公園の中で小さな銃撃・射殺が多発した。この事件は間違いなく本作に影響を与えていると思う。
よくわからなかった
・前半時折うとうとしてしまったせいもあってか、よくわからないまま終わった感じだった。保安官と市長がコロナへの態度でもめていく所を軸に進んでいくのかと思ったら市長が気に入らないみたいな話になっていったのが残念だった。コロナ患者が町にあふれてしまって保安官が困惑するとか全然でない町エディントンの謎とかなのかと思ったら人種差別?の話にいって、奥さんが宗教家?みたいな人の所へ行ったり、市長を射殺した後に誰に保安官は襲われてたのかがよくわからなかったりした。アリアスター監督のコロナへの解釈や展開が観たかったのでとても残念だった。ラストはデータセンターを誘致していた。保安官を襲った男を射殺した青年が何やら出世していたようだったけど最後のシーンにはおらず、義理の母親と体が不自由な保安官の二人と介護士の三人で豊かな生活をしているようだった。それも何でだろうとかわからず、よくわからなかった。
これからですよ。
アリ・アスターファンとして、正直に言います。
1回目見たとき、寝ました。採点すりゃ2点です。
もう何が何だかわからんくて・・・。
でもね。
ヘリディタリーだって、ミッドサマーだってそうだったし、ましてやボーにいたっては最初???しか頭になかったじゃないですか。
それを何度も何度も何度も見返すたびに、あ、ここはこういう意味か、マジか、あそこはそうなってたのかという「発見」があって、アリ・アスターのすごさを感じていくわけです。
だから、本日2回目を見ましたけど、もう3点ですよ。
ってことは、あと6回くらい見ると、4.5点までいくはずなんです!
そういう作家なんです。
オープニングの独り言がとても重要な意味を持ってるんだろうなと思ってるだけで、わかっちゃいないんですけど、円盤が出たら「なるほど!」「そうだったのか!」ってなるんです。
そりゃお客さんは少ないですよ。
初週でこれなら大変なことに・・・って思うでしょ。
A24にはデビュー2作で200億円ほど儲けさせてやったんだから、多少の(といっても数十億円だけど)損はいいんです。
アリ・アスターの撮りたいものを撮ってもらって、悩めるファンを増やしてくださいな。
あー、難しい・・・。
アリ・アスターらしさは感じられたが····
途中までは面白かったが
自分も喘息持ちだから、マスクをすると苦しいと感じる気持ちはわかる。コロナ禍でマスク着用が義務のようになっていた世の中を窮屈に感じていた。だから本作に登場する保安官ジョーの気持ちは少しわかる。でも、俺はマスク着けなくてもいいだろうなんて主張することははばかられる。コロナ禍はそんな世の中だった。
市長のテッドはジョーの妻と不穏な過去がありそうな雰囲気。マスク着用についての意見相違だけではない確執がある。そこにデッドの不正疑惑もあるとなると、ジョーが我慢できなくて市長選に立候補という流れはわからないでもない。ただ、ジョーには全く共感できない。
そこからどんどん状況が悪くなっていく流れは面白い。ジョーの自業自得でもあるが、よかれと思ってとった行動が負の連鎖をもたらすもどかしさはちゃんと描かれていた。あの「NO PEACE」のシーン。ここまでは、なんだこれ?と思いながらもちゃんと飽きずに楽しむことができた。
そこからクライマックスに向けての流れはちょっと訳がわからない。いつの間にか大掛かりな銃撃戦にたどり着いていた。違和感しかない。そのため、前半楽しんでいたのに全体としての印象はあまりよくない。アリ・アスター監督の前作「ボー〜」よりはマシだが、ちょっととっつきにくい作品になってしまった。「ミッドサマー」も別にわかりやすい映画ではなかったか。ちょっと期待しすぎたかもしれない。
私には
ちょっと難しかった笑笑
市長選挙争い、コロナ禍ぐらいの情報まではついていけたが、そのあとは色々な要素が入ってよくわからなくなった笑笑
2.5なんやけど、私の理解不足やコメディと勘違いしていたこともあるので3😀
パンフレットや他の方のレビューをみてこの作品を理解してみようと思う😀
なんでこうなってしまったのか全く判らない恐ろしさ
サスペンスでもスリラーでもない現在進行形の風景映画
つまり冒頭の酔っ払いの戯言も
承認欲求を満たすSNSムービーも
意識高い系の街角のデモも
BLMに乗じた逆差別も
白人のやってきた事への歪んだ贖罪意識も
カルトの胡散臭い教祖の説法も
コロナのマスク騒動も
偽善に塗れた先住民政策も
大金持ちのアンティファの暗躍も
ヤケクソなシェリフの行動も
すべて、主観で見れば、正義で真実。
でも他者から見れば、嘘と偽り。
しかもそれらは、現実そのものというより、
誇張され、切り取られ、メディアを通過したあとのイメージだ。
そんなアンチとヘイトとデマとバイアスにまみれた世界を前にして、これじゃいつまで経っても争いの無い世の中になんかなるわけないじゃん?というコロナ禍の風景を、アリ・アスターはただ淡々と切り取っている。
正直、少し拍子抜けではあったかな。
なにせこの映画に当て嵌められたジャンルは[西部劇・コメディ]だったから。
監督が本気を出すときの“悪意”や“底意地の悪さ”を期待すると、肩透かしを食らう人もいるかもしれないけど、実はそれが狙いなのかもしれない…考えるな、感じろ。
それではハバナイスムービー!
善人の心を少しずつへし折っていく映画
とりあえずこの映画は心が健康的な時に見てほしい。
宣伝を見た時に「ミッドサマーの監督にしては珍しくドタバタ劇を描くのかな?」なんて思いっていたのだが、いざ実際見てみるととんでもない。
個人的にはミッドサマーよりもきつかった。
ミッドサマーは辺境の宗教団体というマイノリティに囲まれて、マジョリティ側が次第に壊れていくというホラーが描かれていた。
今回のエディントンは”宗教団体”の部分が身近なものに置き換えられている。
メンヘラ妻、陰謀論に染まった義母、対岸の火事しか見ない学生運動家etc。
宣伝だと主人公の保安官と市長の対立から何かが起こるという方向で語られていたので、「この二人に何か問題があるのか?」と思わせられるのだが、言ってしまうとこの映画でこの二人以上の善人はいない。
その善人の善性を試すが如く、主人公は次々不条理を押し付けられていく。
要するにこの映画は「エディントン」という用意された舞台に、クソを入るだけ詰め込んで、そこに善人を一つまみ入れた時に善人はどういう感じに壊れていくのか?というのを端から眺めるホラー作品なのである!
ラストまでマジできつかった。
というか個人的にはラストが一番きつかった。
確かに主人公も悪いけれど、そこまで追い詰める必要あったのか・・・。
と、こんな感じで最後までハートフルボッコを味わえる。
残念に思ったのはコロナ描写。
正直コロナの必要あった?というくらい薄かった。
別にそこを期待したわけではないのだけれど、ちょっとノイズになってしまった。
あと映画泥棒新しくなってました。
この町で正しいのは俺だけだ
全171件中、21~40件目を表示
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