「アメリカへの憧れを全部ふっとばしてくれる映画」エディントンへようこそ mehyさんの映画レビュー(感想・評価)
アメリカへの憧れを全部ふっとばしてくれる映画
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ついついアメリカというと
摩天楼立ち並ぶオシャレで先進的な国を
イメージしてしまうけど
それはほんの一部の話で
実際ほとんどの土地は草も生えない
ただのだだっ広い広大な土地です
そんな中にぽつんとあるエディントンは
まさに等身大のアメリカ
ホームレスまでも正当性を主張する国
新しい概念や最先端の技術も
たくさん生み出してきた国ですが
それは本当に上澄みで
ゴミのような議論とアイデア出しが大半の日常
大統領やビルゲイツならつゆしらず
本当に正しい意見なんて一般人に必要?
全員が主張する国にとって必要なのは議論ではなく
結果とポジショントークと顔のよさだけです
かわいい女の子に近づきたいだけ
出世したいだけ
奥さんを辱めた復讐をしたいだけ
主張は方便で、本心はいつだって人間的
白人女性の
「私は偽善者よ!あなたがこちら側に立つべきなのよ!」
には思わず笑っちゃいました
もう、むちゃくちゃだ
まっとうに見えた主人公までも
都合が悪くなったら「問題を起こすのは黒人」
という方便に頼ってしまう始末
恐ろしい国、アメリカ
もちろん揶揄や誇張こそしてありますが
今のアメリカにあるのは差別ではなく
方便であることを浮き彫りにしたすごい映画
日本に住んでると
なんとなく空気を読まないといけないことに
疲れちゃうときもあるけど
基本それなりに真っ当だから
みんなほんとうにえらい
日本に生まれてよかったと
心の底から思いました
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