「倫理観が無い現実を見せられる映画」エディントンへようこそ スティックロールさんの映画レビュー(感想・評価)
倫理観が無い現実を見せられる映画
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アリー・アスター監督の映画はミッドサマー、ボーは恐れている、を見て幻想的な現実離れした、しかしそこに筋が通っている論理が感じられて好きだった。海外旅行みたいな、異世界に投げ込まれた感が好き。なので映画館に足を、嘘、暇だったから観た。
今回は異世界感がほとんどなく、現代のアメリカって感じだった。BLM運動、コロナ、保安官、銃社会、テロ、陰謀論、youtuber、歳の差婚、等々。普通の人で構成されてて幻想要素はほぼ無かった。
あとは、全員誰一人として倫理観が無いんだよね。宗教が無いというのかな。人間、自分が最も得するように振る舞うものだけど、あまりにもそれがむき出しだと、見ていて辛くなってくる。主人公の60代(?)のおじさんは性欲と名誉欲むき出し、若者は白人しかいない町でBLM運動しているがそれは名目で、本心は女の子を得ようとしている、主人公の奥さんはイケメンyoutubeの元に逃げちゃうし(その後歳の差が離れた性欲は性的虐待だ、おっさんに言うシーンがある、見てて辛い)。皆が皆自分の欲望だけかなえようとして、そこにストーリーが無いと言うか、そう、善悪が無い。
この映画何が言いたかったんだろ。謎。現代アメリカ人に宗教が必要というメッセージなら理解できるよ。
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